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 スポーツ選手の恋愛タイプ ：強い信念が「結婚」の決め手？

 

スポーツは一朝一夕には結果が出ません。また結果も保証されていません。
成果が出なくて挫折を味わったり、数年もいい結果に恵まれないと、ほとんどの人は「本当にこれを続けていていいのだろうか…」と不安になります。
 
人生をそのスポーツにかけて後悔しないか、と悩みます。
そこで踏ん張るためには、相当強い愛着をそのスポーツにもっていないと無理です。
 
なので「このスポーツと自分の努力は、絶対に自分を裏切らない」という強い信念がないと、なかなか一流のスポーツ選手にはなれないのではないでしょうか。

 

もちろん、驚くほどの才能と幸運に恵まれて早々と結果を出す一流の方もいます。
 
ですが亀田選手はメキシコで、本田選手は大阪で、ともに挫折を味わっています。
才能だけでなく結果相応の努力も積み重ねています。
 
スポーツに対する愛着スタイルはセキュア型だったと言えるでしょう。

 
 

 スポーツ選手の恋愛タイプ ：長年育んできた「信頼」は誘惑に勝る！

 

愛着スタイルはいろんなものに、特に大切なものには拡大されます。
恋人にはもちろんのことです。
なので、セキュアな愛着スタイルに基づいて「このスポーツで、満足できる人生を送る」と信じるとともに「こいつと絶対に幸せな人生を送る」という強い信念を持ったとしても不思議はありません。

 

特にスポーツ選手の場合、無名時代は泥臭く、地味な世界です。将来性も不透明です。
そんな時代からお付き合いしてくれた女性なら仮に自分がすべてを失っても、ゼロからの再出発にも着いてきてくれるでしょう。
このような厚い信頼は華やかな世界の誘惑より輝かしいものです。
 
このように、スポーツに一途な人は、ますます恋にも一途になりやすいと考えられます。

 
 
 

 

＜執筆者プロフィール＞
杉山　崇
神奈川大学人間科学部/大学院人間科学研究科教授。心理相談センター所長、教育支援センター副所長。臨床心理士、一級キャリアコンサルティング技能士、公益社団法人日本心理学会代議員。
公式サイトはこちら⇒　http://www.sugys-lab.com/

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