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呼吸はどうやって使い分ける?
胸式呼吸
胸が前後左右に動く呼吸法です。胸式呼吸は、女性の多くが行っている呼吸です。交感神経が活発になります。瞬発力が必要な短距離走、砲丸投げ、柔道の技をかけるとき、など一瞬に力を発揮することは、胸式呼吸が最適です。
腹式呼吸
お腹が膨れるように見える呼吸法です。動いているのは横隔膜で、横隔膜が上下に動くことで酸素を取り込み適度な運動量が得られます。副交感神経が刺激されて、体をリラックスさせ、正常な状態にさせることができます。腰痛の改善や血行の促進にもつながります。血圧を下げて、ホルモンや免疫の働きなどの安定化をはかります。
呼吸ダイエット法では胸式呼吸ではなく腹式呼吸を使います。
「呼吸ダイエット法」のやり方
呼吸ダイエット法を実践するためには、まずは腹式呼吸をしっかりと体得することが必要です。やり方は次の通りです。
1:リラックスした状態で立ち、足は肩幅に開きます
2:大きく息を吸い、お腹を大きく膨らませます
3:6~7秒間キープしましょう
4:口をすぼめ、10~12秒ほどかけてゆっくりと息を吐き出します
5:すべて息を吐ききりお腹をへこませましょう
これを1日3回ほど繰り返して行うようにしましょう。立ち仕事やデスクワークでも気軽に取り入れることができます。慣れてきたら呼吸の回数を増やしていくといいでしょう。
執筆:南部洋子(看護師)
監医:岡本良平(医師)
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