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季節の変わり目や寒い季節は風邪を引きやすいもの。特に忘年会や新年会に向けて、あわただしい今の時期、風邪は引きたくありませんね。また、「風邪は万病の元」といわれますから、軽くみてはいけません。手洗いやうがいをして気をつけているつもりでも、風邪を引きやすい人と引きにくい人がいるのはなぜなのでしょうか?
風邪を引きやすい人と引きにくい人は「生活習慣」が違った!免疫力がポイント
風邪を引きにくい体質には「免疫力」があるかどうかが大きなカギとなります。免疫力は日頃の生活習慣で高めることが可能です。風邪に対する対処を挙げておきましょう。
体温を上げる
体温が低いのは身体が冷えている状態なので、免疫力も低下しています。とはいえ、厚着を着る習慣をしているだけでもいけません。厚着は体温調節機能を低下させ、抵抗力を弱めてしまいます。なるべく薄着にして、気温の変化に皮膚や粘膜が順応できるように鍛えたいものですね。寒い時期は、屋外と室内では温度差が大きいもの。こまめに上着の脱ぎ着をするようにしましょう。
きちんとした食事をとる
風邪予防のためには、バランスよく栄養の摂れる食生活が大切です。朝からしっかとタンパク質、ビタミン、ミネラルのとれた食事をしましょう。免疫システムに欠かせないビタミンCと身体のエネルギーを生み出すのに必要なビタミンB1群、またビタミンB2やB6なども多くとることが重要です。
運動をする
運動はウイルスへの抵抗力を高める効果があります。ウォーキングや水泳、ヨガなど適度な運動で体力をつけ、免疫力を高めましょう。筋力をつけることは風邪の予防にもつながります。
睡眠時は鼻呼吸にする
睡眠を十分にとることで体力低下を防ぎます。一方で睡眠中は、鼻やのどが乾燥し、睡眠時には体温も下がっているので、ウイルスの侵入する時間でもあります。朝起きたら風邪症状がでている、という経験もあるでしょう。
喉の乾燥を防ぐためには、口を閉じて寝るのが一番ですが、難しい場合はマスクを使いましょう。できるだけ水分を補給して、喉が適度な湿り気のある状態にしておくようにします。喉を温かく保つために、首のまわりにタオルや手ぬぐいなどを巻いて寝るとより効果的です。
ストレスをためない
精神的ストレスは体調と関係しています。ストレスを抱え込むと免疫細胞である白血球の活動が低下してしまうことがわかっています。とはいえ、現代では多くのストレスがあり、ストレスなしの生活は考えられません。
ストレスによって生活に偏りがでないように、食生活、睡眠、などに十分気をつけましょう。ストレスがあるときほど、規則正しい生活を心掛けたいですね。また自分にあったストレス発散の方法をみつけることも必要です。
他の人よりも風邪を引きやすいと感じている人は、まずは日頃の生活を見直してみてはいかがでしょうか?
執筆:南部洋子(看護師)
監修:坂本忍(医師)
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