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肥満や痩せ型にはリスクが
「太りすぎや痩せすぎは不健康」というイメージは多くの人が持っているのではないでしょうか。
実際に日本では、“BMI22”を適正体重とし、病気にもっともなりにくい体格である、というデータがさまざまな研究で検証されています。
BMI25以上の肥満になると、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病にかかる危険が2倍以上にもなります。
一方で痩せすぎも危険が伴います。
若い世代では必要な成長が妨げられたり、高齢になると骨粗しょう症のリスクも高まります。しかし、どの体格が長生きできるか、ということを調べた厚生労働省の調査では、気になる結果が報告されています。次から詳しく見ていきましょう。
ぽっちゃりは長生きだった!
この研究では、さきほどのBMI25以上(肥満)をさらに分け、BMI25以上~30未満(太り気味)、BMI30以上(肥満)として、体格別に40歳からどのくらい長生きできるかが調査されました。
その結果、体格別にみて40歳からの余命が長いのは次の順番であるという報告が出されたのです。
1. BMI25~30未満(太り気味)
2. BMI18.5~25未満(標準体重)
3. BMI30以上(肥満)
4. BMI18.5未満(低体重)
つまり太りすぎ・痩せすぎはどちらも健康へのリスクが大きくなりますが、今回の結果では太り気味、に該当する「ぽっちゃり」の人が長生きであることが明らかになりました。
長生きをする上で身体の状態が健康的であったかは、この調査では断定できません。しかし、ややぽっちゃりしている体型が長生きに、ひいては健康につながる可能性はあると言えそうです。
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