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ぽっちゃりも痩せ型もその中身次第
肥満の人が生活習慣病になりやすいのは事実ですが、一言で肥満と言ってもあまり問題がない場合もあります。
実は、生活習慣病にとくに関係しているのは、内臓周りに余分な脂肪が蓄積する内臓脂肪です。これは食べ過ぎや飲みすぎ、運動不足などが関連し、一見痩せている人でも内臓脂肪が蓄積していることはあります。
一方で年齢とともに基礎代謝が落ちるため多少体重が増えることはありますが、それを心配し無理なダイエットを行うと、年齢と共に必要な筋肉まで落ちたり骨粗しょう症で骨折してしまうなど健康に与えるデメリットの方が大きくなってしまいます。
ストレスになるほど体重を気にしたり、生活に制限をするよりは、多少ぽっちゃりしていても大丈夫、と思っている方が精神的にも安定して過ごせます。
もちろん太りすぎはいけませんが、標準体重を目安に自分にとってちょうどいい体重を保ち、健康的に過ごせるといいですね。
<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
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