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それでも接種が奨励されている理由
ではなぜ、行政や医療機関ではインフルエンザの予防接種を奨励しているのでしょうか?
それは「ワクチンを接種することで、重症化を防ぐことができるから」です。
インフルエンザは発症すると、数日間の高熱や関節痛などが一般的ですが、まれに重症化してしまい、肺炎や脳に炎症を起こします。
特に乳幼児や高齢者の場合は重症化しやすく、重篤な状態となってしまうだけでなく、様々な後遺症を残す危険もあるため、特にこの年代についてはインフルエンザの予防接種が奨励されています。
予防接種は早期の予約を
インフルエンザの予防接種は、毎年流行の兆しが見えてくるころに希望者が急増し、医療機関でワクチンが不足してしまいがちです。
特に乳幼児や高齢者が同居している場合、流行前にインフルエンザのワクチンを打っておきたいところですが、場合によっては、希望している時期にワクチンを接種できないということもあります。
医療機関の中には、9月からすでにワクチンの受付および予約が始まっているところもあります。
ぜひ近隣の医療機関へ、ワクチンについて問い合わせをし、早期に予約をされることをお勧めします。
<執筆者プロフィール>
山村 真子(やまむら・まこ)
看護師・西東京糖尿病療養指導士、一児&犬二匹の母親兼主婦。現在は医療系ライターとして執筆活動中
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