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お酒と一緒に摂るべき食品とは?
1.胃を保護してくれる「乳製品」
空腹時にアルコールを飲むと、胃が荒れてしまいます。
そこで私は、胃を保護する働きがあるとされている乳製品をアルコールと一緒に摂るようにしています。チーズは比較的どこの居酒屋さんにもあり、おつまみとして取り入れやすくおすすめです。
2.アルコール代謝で失われる「水分」
アルコールが代謝される時、体内の水分は失われていきます。そのため、お酒を飲んだあとは適度な水分の補給が必要とされています。
私は水分を無理なく補給する為、〆にスープや雑炊など水分の多いメニューを取り入れるようにしています。また、食後にはかならずお茶をいただくようにもしています。
管理栄養士おすすめメニューBest4
1.サーモンとクリームチーズのカルパッチョ
見た目も鮮やかなカルパッチョ。ポイントはサーモンとチーズを使用している点です。
サーモンにはたんぱく質、抗酸化物質であるアスタキサンチンが豊富に含まれています。またチーズにもたんぱく質が豊富。アルコール代謝をする肝臓の働きを助けることが期待できます。
チーズやサーモンの油分がアルコールから胃を守ってくれる為、このメニューは最初に食べることをおすすめします。
またもしこのようなメニューがなければ、サーモンのお刺身とチーズ単品でもOKです。チーズは揚げ物ではなく、なるべくそのままのものを選ぶようにしましょう。
2.アボカドのサラダ
アボカドには抗酸化作用のあるビタミンEが豊富に含まれています。サラダにはトマトが入っていることが多く、こちらも抗酸化作用のあるリコピンが豊富です。また油脂も含むため、最初に食べることでアルコールから胃を守ってくれる働きも期待できます。
但し、摂りすぎると油脂が肝臓の負担になってしまいます。食べる量はほんの2~3口程度にしましょう。みんなでシェアするのがおすすめです。
アボカドがない場合、アーモンドなどのナッツ類もビタミンEが豊富でおすすめです。但しこちらも油脂の摂りすぎを防ぐ為、5~6粒程度にしましょう。
3.だし巻たまご/オムレツ
卵はたんぱく質の他、βカロテン、ビタミンEを含んでいる優秀な食材です。まただし巻たまごやオムレツなど「焼き」で調理されるものが一般的です。その為、油を控えることができます。
特に女子会でおしゃれなお店に行った場合、ついついサラダやチーズなど軽いメニューばかり頼みがち。その場合、たんぱく質が不足してしまうこともあります。
そこで私は意識して栄養価の高い卵のメニューを頼むようにしています。
4.寄せ鍋
なべのよいところは沢山あります。特にお酒と一緒の時に嬉しいポイントは3つ。
1つめのポイントは「野菜が豊富」なところ。野菜にはビタミンCや、βカロテンなどが含まれています。野菜はおつまみとして、サラダで取り入れることが多いですよね。でもサラダだと、生野菜の為どうしても量を摂ることができません。寄せ鍋ならば、加熱しているのでたっぷりの野菜を無理なく摂ることができます。
2つめのポイントは「栄養バランスがよい」ことです。お鍋には野菜だけでなく豆腐やお肉、お魚などのたんぱく源も含まれています。その為、とてもバランスがよいメニューです。
3つめのポイントは「水分を補給できる」ことです。出汁や〆の雑炊などで適度な水分を補給できるので、アルコール代謝による脱水を防ぐことが期待できます。
今回は管理栄養士ならではの視点から、実際にオーダーしているメニューをご紹介いたしました。
お酒の席でのおつまみを少し工夫すると、体に優しいメニューにすることができます。お酒との相性やバランスを考えて、メニューを選んでみてくださいね。
<筆者プロフィール>
永吉峰子(ながよし・みねこ)
管理栄養士。大手小売企業にて店長、商品開発を経験後、現在は「健康」「食」に関する執筆を中心に活動
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