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デスクワークの人は要注意のVDT症候群
パソコン作業やスマホの普及により、長時間画面を見続けることが増えてきました。
このことが原因で、眼精疲労やドライアイのほか、肩こり、腕の痛み、頭痛、不眠、イライラ感、不安感、抑うつ状態などの症状を訴える人が増えています。
これらの症状は、総称して「VDT症候群」と呼ばれています。原因としては次のようなことがあげられます。
・長時間同じ姿勢をしていたり、同じ方へ視線が向けられている
・単調な入力作業や高度な作業を連続して行っている
・照明や椅子の高さ、画面の明るさなどが合わない
VDT症候群を予防するためには、次のことに気をつけましょう。
・部屋の明るさ画面の明るさを調整する
・姿勢に気をつける
・画面との距離を40~50センチ離す
・1時間ごとに10分程度の休憩をとる
・時々身体をほぐすなど
デスクワークの人が健康のために行うべき大切なこと
このように、デスクワークにはさまざまな不調をきたす危険性があります。しかし、だからといって、今すぐ仕事を変えるわけにもいかないでしょう。
生活の中で少し工夫するだけでも、デスクワークのリスクを下げることができます。ふだんの生活では、次のことに気をつけてみましょう。
・正しい姿勢で座る
・1時間に1回は体を動かしてストレッチをする
・椅子や机の高さ、照明などの環境を整える
・筋力低下予防、血行の改善・代謝を下げないためにも日頃から運動習慣を持つ
<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
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