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シワの原因になる皮膚の乾燥
皮膚にシワができる原因のひとつに、皮膚の水分の減少が挙げられます。
例えば、高熱を出して水分や食べ物を摂れない状態でいる時は、皮膚の水分量も少なくなり、皮膚はたるんでシワが寄ってきます。しかし、回復してきて食べ物や水分補給をすると、皮膚の水分も増してきて、張りのある皮膚が戻ってきます。
同じように、間違った肌の手入れ方法など用いた場合、肌の水分量が減ってシワになる可能性があるのです。
シワの手当はどこまで可能?
表皮のシワは水分補給などでケアできますが、シワの深さが真皮レベルまで達している場合は、手当は難しいとされてきました。しかし、最近では各種の抗シワ療法や抗シワ物質が開発されています。ここでは、その主なものを紹介しましょう。
外科的な手当
文字どおり、外科的な手術によって皮膚を縫い縮め、シワを伸ばす方法です。一時的には効果がありますが、しばらくするとまたシワが寄ってくるので、効果を得続けるには手術を繰り返す必要があります。
抗シワ療法
美容皮膚科では、古くなった皮膚を薬品で溶かして除去し、再生を促す「ケミカルピーリング」や「トレチノイン療法」、レーザーを照射して肌を活性化させる「レーザー療法」、薬剤を注射して表情筋の収縮を抑える「ボトックス注射」──などがあります。
抗シワ物質
外用剤としての抗シワ物質には、ビタミンC、ビタミンE、βカロテンン、リコピン、アスタキサンチン、レチノール、エストラジオールなどがあり、化粧品の中にはこれらの物質が配合されているものがあります。
パック
皮膚を突っ張らせて、一時的にシワを伸ばす方法。シャツにアイロンをかけるような方法です。抗シワ物質や保湿成分を含んでいるものもあります。
<執筆者プロフィール>
南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師・株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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