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猫背を防ぐ5つの方法:その1「理想の姿勢」
その1:理想の姿勢をチェック
「良い姿勢」「理想の姿勢」といっても指標がなければ確認ができません。理想の姿勢は、美学、生理学、解剖学といった立場によっても理想とされるものが違います。
ここでは、医学的な立場からみた理想の姿勢についてみていきましょう。
骨の位置関係、筋肉や内臓がスムーズにはたらける「良い姿勢」ということになります。確認するときは横と後ろの2つの方向からみます。
・横からみたとき
耳 ⇒ 肩 ⇒ 骨盤(太ももの骨の出っ張り部分) ⇒ 膝関節(お皿の少し後ろ) ⇒ 外くるぶしの2cm前
後ろからみたとき
後頭部の突出した部分 ⇒ 背中の突出した部分 ⇒ お尻の割れ目 ⇒ 両膝の真ん中 ⇒ 両方の内くるぶしの真ん中
この2つの方向からみて、それぞれの使用となる各部位が1本の真っ直ぐなライン上にきているのが理想の姿勢とされています。
猫背を防ぐ5つの方法:その2「猫背の種類」
その2:自分はどのタイプの猫背? 種類を知って対策を
ひとくちに猫背といっても、人それぞれ違うもの。人によって「まったく同じ」というものはありません。
しかし、次の4つに大きく分けることはできます。順番に見ていきましょう。
・首猫背
頭が前方に突出し、全体として猫背になっているタイプ。「ストレートネック」ともいわれています。
・背中猫背
肩甲骨のあたりが前方に丸くなっているタイプ。デスクワークの多い人によく見られ、とくにパソコンを良く使うお仕事の人には背中猫背のタイプが多いといわれています。
・腰猫背
腰が強く曲がっているタイプ。重労働の仕事をしたり、農作業などを頻繁にする人にみられる猫背です。やや年配の人に多いといわれています。
・S字猫背
もともと背骨は軽いS字状のカーブを描いています。それが極端になっているのがS字猫背です。
下腹がぽっこりとみえてしまう猫背。一般的にもよくみられるタイプです。座るときの姿勢がわるい、産後の女性などにみられやすいといわれます。
猫背を防ぐ5つの方法:その3「専門家」
その3:専門家に相談してみる
猫背には病気が原因で骨が変形していたり、骨格がズレているといったことも考えられます。
姿勢が気になるうえに、肩こりや頭痛、しびれといった症状があればとくに専門家の意見を聞くことがおすすめです。
まずは、骨・筋肉を専門とする整形外科を受診するのが一般的です。
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