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塩分の適量
健康な成人の一日の食塩摂取量は、男性8.0g未満、女性7.0g未満とされています(日本人の食事摂取基準2015年版 食塩摂取量の目標量)。
また、高血圧の治療が必要な人は6g以下、腎臓疾患を持つ方は、状態によって3~6g以内を目標とされます。
ちなみに、WHO(世界保健機関)による減塩目標は5g。
日本は塩分が多い醤油や味噌などの調味料の使用や漬物など塩による保存が多い文化的背景から、上記のような目標となっているようです。
塩は、汗や便、尿によって身体の外へ出ていきます。激しいスポーツなど汗をかくときや下痢をしているときなどは、適量に関わらず塩分補給も重要です。
一方で、摂りすぎると身体にさまざまな影響を与えるのです。
どのよう症状が現れるか、みていきましょう。
塩を摂りすぎたときに起こる症状
のどが渇く
摂取したナトリウムが過剰になり、ナトリウムの運び役のカリウムとのバランスが崩れると、カリウムの代わりに水分を取り込み、塩分濃度を薄めようとします。
塩分濃度を薄めるために水を欲する指令が出て、のどが渇くのです。
血圧が上がる
血圧とは、血管の壁にかかる圧力のことです。塩分濃度を薄めるために水分が増え、血液量が増し、血圧が高くなります。
むくみ
溜め込んだ水分が細胞からあふれると、細胞周囲にたまり、「むくみ」となります。
さらに、慢性的な塩分の過剰摂取は、病気を発症させる可能性もあります。どんな病気のリスクがあるのか、次からご説明します。
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