塩分の摂りすぎは、どうしてカラダに悪いの?

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塩分の摂りすぎは、どうしてカラダに悪いの?

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塩の摂りすぎが影響する病気

 

高血圧症

塩分の過剰摂取は血圧を上げると解説しましたが、慢性的に血圧が上がった状態が続くと、高血圧症になります。
 
そうすると、血管が傷み、突然の脳梗塞や心筋梗塞を起こす可能性も高まります。
 
 


不整脈・虚血性心疾患

心臓は、心臓の筋肉にナトリウムとカリウムによって起こる電気信号が伝わることで動いています。
 
塩分の過剰摂取が続くと信号に異常が起こり、心臓の鼓動が不規則になります。
 
これを不整脈と言います。
 
ひどい状態になると、心臓の筋肉への血流が悪くなり、酸素不足や栄養不足による虚血性心疾患を起こしてしまいます。
 
虚血性心疾患とは、狭心症や心筋梗塞などを言います。

 
 

腎臓疾患

塩分の過剰摂取が続くと、ナトリウムを外に排出するために腎臓に通常以上に負担がかかります。
 
負担がかかり続けると、徐々に機能が衰え、腎臓疾患の原因になる可能性が高まります。

 
 

胃がん

胃の中で塩分濃度が高まると粘膜が傷み、胃炎を起こしやすくなります。
 
そうすると、発がん性物質の影響を受けやすくなり、胃がんになるリスクが高まると考えられています。

 
 

塩分と上手に付き合う方法

 
塩分は少なすぎても、身体の不調を起こします。
 
しかし、過度に汗をかくスポーツなどをしていない限り、1日3回食事をしていれば塩分不足を心配する必要はありません。
 
むしろ過剰になりやすい栄養素です。塩分を多く含む汁物や漬物、加工食品などは重ならないよう1食・1日で調節をしたり、麺類のつゆは1杯で3~4gにもなるため、残すようにすると塩分摂取を控えることができます。
 
また、いくら薄味であっても量が多ければ身体に入る塩分量は多くなるため、腹八分目を心がけることも大切です。
 
食事に含まれる塩分を量ることは容易ではありません。
 
できることを毎日・毎食で心がけ、塩分を上手にとり入れましょう。
 
 
<執筆者プロフィール>
山本 ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー。
株式会社 とらうべ 社員。企業で働く人の食と健康指導。糖尿病など疾病をもった人の食生活指導など活動中
 
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

 

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