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勤勉さに縛られている?
日本人には勤勉な人が多く、「趣味は仕事です」と大真面目に答える人も少なくありません。
とくに高度経済成長期を支えた世代には、そのような仕事人間が多いといわれます。
それでは、若い世代なら大丈夫かというとそうともいえません。
休日も頭の中は仕事のことばかり、連休でも心身ともにリフレッシュできないという若年層も少なからずいるようです。
ワーカーホリック(仕事中毒)
1970年代にアメリカ人の作家オーツによってつくられた造語「ワーカーホリック」。
仕事(work)とアルコール中毒(alcoholic)をもじった造語です。
家庭や自分の健康をなおざりにしてまで、仕事をやりすぎる状態を指している、当時、注目された用語でした。
こういった人たちの特徴として、以下のことが挙げられていました。
・仕事から離れることに罪悪感や不安を強く感じる
・残業や休日出勤にはげむ
・長時間労を行うだけでなく、家に仕事を持ち帰る
・仕事を他人に任せられない
・仕事以外にすることがないと感じている
日本ではとくに高度経済成長期に、人生が仕事だけに彩られ、滅私奉公に励む企業戦士のイメージと、ワーカーホリックとが重ね合わされました。
当時、企業戦士といえばポジティブ、ワーカーホリックというとネガティブと、表裏一体のイメージがあったということです。
連休恐怖症の人は、現代版ワーカーホリックともいうことができるでしょう。
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