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ママも気をつけて
「5月病」と聞くと、入学や進学などの学校生活でのイベントが多い学生や、入社・転職など職業生活でのイベントが多いビジネスパーソンが発症する、というイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、5月病は誰でもかかる可能性がある病気です。
ですから、たとえ学校や仕事をしていない方、たとえば主婦のみなさんも注意が必要です。
とくに、ご主人の転勤にともなう引っ越し、お子さんの進学などにともなう人間関係の変化がある方は要注意。
家族のために奮闘していると、自分のことにかまっている余裕がなくなり、ご自身の心身の変化に気がつきにくくなっていることがあります。
また、「家族の苦労は自分の苦労」と受け止めていることも相まって、早い段階で気づくことができず、重症化してしまうリスクがあります。
5月病を防ぐために
先ほどお話ししたように、5月病は、悪化するとうつ病などに移行する可能性があるため、予防することが大切です。
5月病を予防するためには、頑張りすぎず、適度にストレスを発散するようにしましょう。
たとえば、ママ友とおしゃべりに興じたり、意識的に自分の時間を作ったり、ご家族の協力を得て、家事を手伝ってもらい、好きなことをするのもよいでしょう。
また、日記をつけるのもおすすめです。
日記を書くと、客観的に自分の状態を把握することができるため、「今日は頑張りすぎたから、明日はちょっと休もう」といったように、日々の生活をコントロールしやすくなります。
このように、毎日のちょっとした息抜きや工夫で5月病を予防することができます。
ご家族のために頑張っているママたち、「5月病なんて自分は関係ない」と思わず、今から対策しましょう。
<執筆者プロフィール>
伊坂 八重(いさか・やえ)
メンタルヘルスライター。
株式会社 とらうべ 社員。精神障害者の相談援助を行うための国家資格・精神保健福祉士取得。社会調査士の資格も保有しており、統計調査に関する記事も執筆
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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