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5月病の対処法と予防法
それでは、「5月病かな?」と思ったとき、どのように対処すればよいでしょうか?
まずは、基本となる生活習慣を整えましょう。栄養バランスの良い食事を摂ることを心がけ、いつもより1~2時間は睡眠時間を多くし、睡眠をたっぷりとるようにしましょう。
また、お風呂もシャワー浴のみで済ませるのではなく、40℃前後のぬるめの湯船にゆっくりと浸かるようにしましょう。
熱すぎるお湯では、交感神経が刺激されて目が冴えてしまい、リラックス効果が期待できません。ぬるめのお湯に浸かりリラックスしましょう。
そして、日中は日光を浴びるように心がけ、趣味や外出・軽いスポーツでストレス解消をすると良いでしょう。
友人や先輩などに自分の話を聞いてもらうだけでも、気分が晴れやかになります。一人で抱え込まず周りの人に相談することもおすすめです。
ここでお話しした対処法は、基本的なことばかりですが、5月病の予防にもなります。普段からこれらの方法を実践することで、これからの季節を元気に過ごすことができるでしょう。
先ほどもお伝えしたように、5月病による不調は一過性の場合も多く、次第に症状が軽快していきます。
でも、中には不調が長引き、うつ病などを発症する可能性もあるので注意が必要です。
まずは、今回紹介した対処法を実践し、症状が改善しない場合には医師に相談することも考えてみましょう。
<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお・かおるこ)
助産師・保健師。株式会社 とらうべ 社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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