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仮性アレルゲン:注意する点
仮性アレルゲンはこのように、食物にすでに含まれていて、アレルギー症状を引き起こす物質によって起こります。
一般的には、大量に摂取すると症状が強くなること、アレルギー反応のように毎回起こらないことが特徴です。
また、症状も比較的軽く、一過性で1時間以内に消失することが多いともいわれます。
しかし、大量摂取の場合には、全身の蕁麻疹、頭痛、呼吸困難など、アナフィラキシー・ショックに似た強い症状も起きることが稀にあるので、軽くみないに越したことはありません。
また、その症状がアレルギー反応なのか、仮性アレルゲンの影響なのかは、やはり受診をして専門医に診断をしてもらう必要があります。
仮性アレルゲンは普段食べている食品に含まれているので、避けることは難しいでしょう。
ですから、以下のことに注意してください。
- ・一度にたくさん食べたり、毎日食べることを避ける
- ・あく抜きや湯通しをしたり、加熱調理をする
- ・体調が悪い時には控えめに摂取する
<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお・かおるこ)
助産師・保健師。株式会社 とらうべ 社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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