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けいれん性便秘を改善する3つのポイント
まず、ストレスの解消・発散が必要です。
その上で、自律神経の乱れを正すこと、食生活にも注意することが必要となります。
日常生活でできるポイントを紹介していきます。
その1:体内リズムを整える
自律神経を正すためには規則正しい日常生活が大切です。
決まった時間に起き、朝日を浴びる、朝食をきちんとることで身体は覚醒します。
日中は適度に身体を動かし、入眠前に眠りを妨げるスマホやパソコンを控える、入浴でリラックス効果を高めて、きちんと睡眠をとることで、体内リズムを整えることができます。
その2:水溶性食物繊維を多く摂る
便の量を保つためには食物繊維が必要です。
食物繊維には水にとけにくい不溶性食物繊維と、水にとけやすい水溶性食物繊維があります。
豆類や穀物類に多く含まれる不溶性食物繊維は、大腸の活動を活発にしてくれますが、摂りすぎると、けいれん性便秘が悪化する可能性があるといわれています。
そのため、けいれん性便秘の場合は、果物類・海藻類といった水溶性食物繊維の多い食品を摂取するようにしましょう。
その3:腸への負担になる食品や食べ物は避ける
酸味・香辛料・アルコール飲料・カフェイン飲料などの刺激の強い食品、揚げ物などの脂質の摂りすぎを控えましょう。
また、熱すぎる・冷たすぎる食品も刺激となります。食べ過ぎや、逆に極端なダイエット、朝食を抜くといった不規則な食事もまた腸管への負担となります。
ですから、3食しっかりとした食事を摂るようにすることも大切です。
このようにまずは規則的な生活となるよう見直し、それでもつらい症状が続いたり、日常生活の中で支障をきたす場合は、一度消化器内科を受診することをおすすめします。
<執筆者プロフィール>
吉村 佑奈(よしむら・ゆうな)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。某病院での看護業務を経て、現在は産業保健(働く人の健康管理)を担当
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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