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じゃあ脂肪はどこからつくの?
脂肪がどこからつくのか、ということが気になる人は多いと思います。
しかし、これに対する明確な答えはまだ出ていないようです。そのため、脂肪は〇〇からつく、とははっきりとはいえないのです。
ただし、お伝えしてきたように、脂肪のつきやすさには、ホルモンや加齢が関係していて、内臓脂肪には、男性につきやすく、また、加齢とともに男女ともつきやすいという特徴があります。
一方、皮下脂肪には女性につきやすいという特徴があります。そのため、自分の年齢や性別を踏まえた上で、脂肪がついている場所を観察してみることで、脂肪の種類に合わせた対策が講じやすくなります。
気になる脂肪にあわせた対策
身体に溜まっていく脂肪は、貯蓄になぞらえて、内臓脂肪は普通預金、皮下脂肪は定期預金にたとえられます。内臓脂肪は普通預金のようにすぐたまり、生活を少し見直すと比較的簡単に減らすことができます。
一方、定期預金のように使う頻度が少ない皮下脂肪は、増えても簡単には減らないものです。
どちらを落とすにも、基本的な食事と運動の見直しは欠かせません。内臓脂肪が気になる場合は、まず食べ過ぎ・飲み過ぎの生活を改善するだけでも、一定の効果が得られるでしょう。
一方、皮下脂肪を減らすためには、食事や運動の見直しに加えて、ウォーキングやランニングといった脂肪燃焼効果の高い有酸素運動が効果的です。
<執筆者プロフィール>
吉村 佑奈(よしむら・ゆうな)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。某病院での看護業務を経て、現在は産業保健(働く人の健康管理)を担当
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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