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「食べる順番」の考え方の応用
このように、いきなり主食のご飯やパン(糖質)を食べると、血糖値が一気に上がるということがわかりました。
最初に食物繊維の多い野菜料理を食べ、それから脂質を含む肉や魚料理を食べることで、腸における糖の吸収速度が遅くなり血糖値の上昇が緩やかになります。
また、胃腸に停滞する時間も長く、腹持ちがよくなり満腹感を感じやすく、自然と主食の量は控え目になるでしょう。
さて、以上の基本をいろいろと応用してみましょう。
たとえば、居酒屋で飲み会のシーン、まず野菜サラダや野菜の煮物、次に枝豆や焼き鳥、焼き魚、そして、ポテトフライ、お茶漬け、お蕎麦…といった順番でオーダーをすると、「食べる順番ダイエット」になっています。
ポテトフライやコロッケ、ご飯ものなどから手をつけると、血糖値は急上昇、要注意ですよ。
他には例えば、牛丼屋。
牛丼にサラダも注文して、サラダを先に食べること。
ラーメン屋では野菜も肉ものっているタンメンを選ぶ、ワカメや海苔、チャーシューをトッピングして「食べる順番ルール」に近づけるなど、自在に応用できます。
「食べる順番」の考え方を無理なく取り入れ、美味しく食べつつ血糖値の上昇も抑えましょう。
<執筆者プロフィール>
山本 ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー。
株式会社 とらうべ 社員。企業で働く人の食と健康指導。糖尿病など疾病をもった人の食生活指導など活動中
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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