「ジャンクフード」はなにが悪い? 身体への影響について

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「ジャンクフード」はなにが悪い? 身体への影響について

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ジャンクフード生活で不足する栄養素

 
それでは、ジャンクフードを頻繁に食べているとどんなことが起こるでしょうか。
 
不足しやすい栄養素と不足によって起こり得る不調をご紹介します。
 
※( )内は栄養素を含む食品です
 

ビタミンB1(豚肉、納豆、胚芽米など)

 倦怠感、集中力の低下、イライラするなど
 

ビタミンB2(レバー、納豆、卵、たらこなど)

 皮膚や粘膜の炎症(とくに口内炎や口角炎、舌炎など)
 

ビタミンC(柑橘類、キウイ、芋類、キャベツ、ブロッコリーなど)

 免疫力の低下や肌荒れ、関節の痛み、うつ状態など
 

鉄(レバー、カツオ、アサリ、小松菜など)

 貧血、頭痛、疲れなど
 

亜鉛(牡蠣、ウナギ、チーズなど)

 味覚障害、代謝の低下など
 

カルシウム(牛乳、チーズ、小魚、高野豆腐、小松菜など)

 イライラする、歯や骨がもろくなるなど
 
 

ジャンクフードにあてはまる食品

 
それでは、具体的にどのような食品がジャンクフードなのでしょうか。
 
(1)ハンバーガー
 
 とりわけ野菜の少ないハンバーガーはジャンキーです。
 また、ポテトや甘い飲み物など、他のメニューとの組み合せでさらに度合いが増します。
 
 これが例えば、トマトやレタス、アボカド、玉ねぎ、チーズなど、具材が豊富であれば必ずしもジャンクフードとは言えません。
 ただし、具材が多いとマヨネーズやソースも添えられますから、高カロリーになる可能性は否めません。
 
 一例ですが、てりやきバーガー+ポテト+コーラのセットでは、エネルギーは1060kcal、塩分は4g、成人男性が1日必要なエネルギー量の約半分に相当します。
 
 しかも、ビタミンB1やビタミンCは1食分に届かず、カルシウムやビタミンB2は1日に摂取したい量の10分の1以下とかなり栄養が偏った食事になります。
 
 
(2)ポテトチップス
 
 芋を油で揚げたポテチは、糖質と脂質がメインの食品です。
 開けるとアッという間に一袋食べてしまう…なんてことも少なくありません。
 
 一般的なコンビニサイズ(60g)でカロリーは332kcal、塩分は0.6gです。
 お菓子なのにエネルギーはライス1皿(200g)に相当します。
 一方、ビタミンやミネラル、食物繊維は、そのほとんどが1日に摂りたい量の10分の1以下です。
 
 
(3)カップラーメン・やきそば
 
 保存性を高めるため麺を油で揚げ、さらにスープには多くの塩分が含まれる食品です。
 しかし、意外にもカップラーメンにはビタミンB1・B2が豊富に含まれます。
 原料に不足しがち、という見地から添加されているのです。
 黄色みを帯びている麺は、ビタミンB1・B2によるものです。
 
 製品によって量やスープ、具材などが異なりますが、エネルギーは400kcal、塩分は5~6g程度です。
 おにぎり2個分ほどのエネルギーに相当し、塩分は1カップで1日の4分の3を摂取してしまいます。
 カルシウム・鉄・亜鉛などのミネラルは1日に摂りたい量の5分の1以下で、ビタミンCは10分の1ほどです。
 
 
このほか、菓子パンやドーナツ、甘い清涼飲料水なども糖質と脂質がメインのジャンクフードです。
 
 

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