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よくつまづく、ひざが痛い、ゆっくりしか歩けない…これらは高齢者の症状で、まだ自分には関係ない。と思っていませんか?筋力やバランス感覚の衰えが始まるのは、30代からと言われています。
そして最近では、子どもの筋力、筋機能の低下も出てきているそうです。(文部科学省『平成14年度 体力・運動能力調査結果について』より)先進国と言われ、かつ飽食の時代である日本で栄養不足が懸念されるという深刻な事態が起こっています。筋肉を効率的に作るには、どのようなことに気をつけると良いのでしょうか。
2015年5月14日から5日間パシフィコ横浜で開かれた、公益社団法人日本栄養・食糧学会主催の第12回アジア栄養学会議にて、筋肉増強に効果的な ホエイたんぱく質 の有効性について最新の研究内容が報告されました。
ホエイたんぱく質 は、捨ててしまいがちなアレ
ヨーグルトを置いておくと上澄み液が溜まりますよね。捨ててしまう人もいるかもしれませんが、これこそが、ホエイ(乳清)たんぱく質なのです。牛乳に含まれるたんぱく質は20%が乳清たんぱく質、80%がカゼインというリンタンパク質で構成されています。ヒトの母乳では、60%が乳清たんぱく質、40%がカゼインです。
ヒトの乳幼児は他の哺乳類と違って、生まれてすぐに立ち上がる筋力がありません。母乳の乳清たんぱく質を元に少しずつ筋肉が育まれていきます。
そして、スポーツをする人が筋肉増強のために飲むプロテインサプリメントの原材料や、代替医療としても、 ホエイたんぱく質 が用いられています。
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