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今回は、 食中毒の原因と注意点についてお話します。
熊本市東区の私立保育園で、0~6歳の園児77人が嘔吐や発熱などの症状を訴え、うち7人からノロウイルスを検出されたことが報じられています。一時は入院する園児もいたそうですが、現在は全員快方に向かっているということですが、夏は細菌やウイルスによる食中毒に注意が必要な季節でもあり、家庭での調理にも注意を払わなくてはいけませんね。ノロウイルスのほかにも、注意したいウイルスや細菌について、食材ごとの注意点と対策をご紹介しましょう。
食中毒の原因と注意点 :ノロウイルスの発生と感染経路とは
ノロウイルスの発生源として考えられるのは、汚染された川の水です。川から海へと運ばれたノロウイルスは、生物濃縮という形で二枚貝にため込まれます。それを加熱不十分な形で私たちが食べることによって、体内に入る。これが一次感染です。ノロウイルスは温度に強いウイルスで、殺菌調理には85~90℃で90秒以上もの加熱が必要です。
また、ノロウイルスに汚染された食べ物を調理した調理器具を介して、ほかの食品を汚染してしまうのが二次感染。感染者の排せつ物や嘔吐物などを知らず知らずに体内に取り込んでしまうことによる三次感染などがあります。
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