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国産米の消費拡大を視野に、政府が米粉の利用を推進したことにより、米粉を使用したパンなどの製品が市場に多く出回るようになりました。しかし、その一方では、消費者庁にこうした米粉製品によるアナフィラキシー(重度のアレルギー症状)の事故が報告されています。
これらの事故は、 小麦アレルギー を持つ人が、米粉製品の表示を確認せずに「小麦が入っていない」と思って食べてしまったり、製品自体で原材料の表示ミスがあったことから起こったもので、同庁では米粉製品を購入する際には「表示をよく確認すること」などの注意を呼びかけています。
食品のアレルギー表示とは?
現在、日本における食品のアレルギー表示としては、えび・かに・小麦・そば・卵・乳・落花生 の7品目が、患者数の多さや症状の重さから、これらを原材料として使った場合だけでなく、原材料を作るときに使った場合においても、使用されていることがわかるように表示することが義務づけられています。
ただし、店内で食品を製造・加工している場合(パン屋さんやスーパーのお惣菜など)には原材料の表示義務がないため、アレルギーの心配があるときは、お店の人にその場で原材料を確認することが大切です。
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