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昨年に続いて今年も猛毒キノコ「 カエンタケ 」が見つかっています。今回は9月末ころ、京都市の山道で見つかったことで特に話題になりました。触るだけで危険なキノコと言われる「最凶の毒キノコ」 カエンタケ 。いったいどんな危険があるのでしょう。
カエンタケ を触るだけでもダメ!
漢字で「火焔茸」と書く カエンタケ 。ニクザキン科、学名 Podostroma cornu-damae です。発生時期は、夏~秋で、枯れ木の根元近くや倒木から発生します。3~15cm程度の長さですが、キノコなのに傘を持たず、こん棒状の独特の形をしていて、手指状と形容されます。炎のような形で、鮮やかな赤色ですが、近年、白い カエンタケ も発見されています。
汁を触るだけで皮膚がただれてしまい、わずか一口でも食べると人が死ぬこともあるとのことで、致死量は3~10gと言われています。毒の種類は「トリコテセン類」です。
通常は、どんな猛毒のキノコでも触るだけなら問題ないとされていますが、この カエンタケ だけは例外で、皮膚刺激性があると言われています。
味は非常に苦く、口に含むと口内炎になると言われていて、一口かじっただけで、「後頭部を鈍器で殴られたようなショックを受けた」という報告があります。
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