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空気の乾燥した冬は、火の元に気を付けて、火事を出さないように各家庭で気を付けたいですよね。また消費者庁ではこの時期、暖房器具等の誤使用で起こるやけども増えることから、11月18日に注意喚起を出しました。どのような事故が多いのでしょうか。
目立つ65歳以上
近年、暖房器具の誤使用や不注意などによってやけどを負ってしまう、とくに65歳以上の高齢者が増えているそうです。事故情報は平成21〜27年9月末日までに338件寄せられており、内、入院治療を要したケースは56件、死亡に至ってしまったケースも2件あるそうです。65歳以上の人のやけどのリスクが高い傾向にあるのは、歳を重ねると皮膚が薄くなりやけどをしやすい、また、やけどが重症化してしまう傾向にあるからです。また運動機能や感覚機能が低下しているので、いつも使っている慣れた器具でもちょっとした不注意から事故につながってしまうということが挙げられます。
65歳以上のやけどでもっとも多いのは「低温やけど」で、ほかは以下の順となっています。
(1)低温やけど
(2)着衣着火
(3)ストーブに置いたやかん等の熱湯を浴びる事故
(4)入浴に際しての事故
発生時期としては、12月がもっとも多く、次いで1月、2月です。
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