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執筆:井上 愛子(助産師、看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
生活習慣病をひきおこす原因として注目されている肥満。
健康やスタイル維持のためにダイエットに励む人も多いことでしょう。
「太らないように」と思っていてもうまくいかないということはありませんか?
どうして太りやすい体質になってしまうのか、その原因をみていきましょう。
だから太る5選! 太りにくい体質にするには?
そもそも太りやすい体質とはどんな体質なのでしょうか?
体質とはもって生まれたもの、遺伝的な要素のことを指します。太ってしまう原因は遺伝的な要素も関係しています。
しかし、それ以上に生活習慣によるものが大きいのです。
今回は、後天的な生活面から太りやすい原因をみていきます。
1.食べているエネルギー(カロリー)の量が多い
摂取するエネルギーが消費するエネルギーを上回ると、脂肪として身体に蓄え、太ってしまいますね。
自分はそんなに食べていないと思っても、振り返ってみると思いのほか食べているということもあります。
1日あたりの摂取カロリーの目安は以下です。
(デスクワーク:活動量が少ない場合)
・20~50代男性 2100~2300Kcal
・20~50代女性 1650~1750Kcal
これはあくまでも目安で、活動量や体格によっても個人差があります。
3食以外にも、仕事中や休憩中のおやつや飲み物など、エネルギーを摂る機会は意外に多くあります。
まずは、ついつい多くとっているエネルギーに気づき、減らせるものをみつけましょう。
2.食事のバランスが悪い
摂ったエネルギーの多さだけでなく、食べる内容、バランスが大事になります。
食事の基本は、3大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)とビタミンやミネラルをバランスよく摂ること。
極端なダイエットも太る原因になります。
このような偏った食事になっていませんか?
・手軽にとれるおにぎりや、パンのみなどの炭水化物だけの食事
・ラーメンにライスを付けたりと炭水化物が多い食事
・糖質を制限するために炭水化物を極端に減らした食事、もしくは炭水化物を摂らない
・お肉などのタンパク質だけを中心とした食事
・野菜だけで炭水化物やたんぱく質がない食事
食事は、全ての栄養素をとることで、きちんと身体に取り込むことができ、それぞれの栄養素の働きを助けています。
バランスの悪い食事になると、栄養を充分に利用できず、筋力の低下や脂肪を蓄えやすい身体につながります。
カロリーだけに注目するのでなく、バランスの良い食事を心がけるようにしましょう。
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