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執筆:永吉 峰子(管理栄養士)
春はもうすぐそこに。
スーパーなどでも春が旬の食材が並び始めました。
今回は管理栄養士がおすすめする「春に食べたい旬の食品」を、その理由やおすすめの調理法とともにご紹介致します。
春に食べたい旬食材 ~野菜編~
春キャベツ
キャベツの中、春先に出回るキャベツを春キャベツといいます。
キャベツの中でも柔らかく甘みがあるので、サラダや漬物など生で食べることがおすすめです。
春先は気温差や生活環境の変化などがストレスになり、消化吸収する力が衰えがちになります。
キャベツに含まれる「ビタミンU」には、胃の粘膜を修復し消化吸収を助ける働きを持っています。
菜の花
アブラナ科の花の総称を菜の花と呼びます。
菜の花は「ビタミンA」「ビタミンE」「ビタミンK」「ビタミンB群」「ビタミンC」「カリウム」「カルシウム」「鉄」などの多くのビタミン・ミネラルを含みます。
その為、生活の変化で食生活が乱れがちになるこの時期に是非とっていただきたい食品です。
また菜の花に含まれる苦み成分には、消化器官の働きをよくする働きがあるといわれています。
おすすめの調理法は炒めです。
炒めることで水に溶ける栄養素の流失を防ぐことができ、油に溶けやすい栄養素の吸収をよくすることができます。
新たまねぎ
玉ねぎのうち、2~4月に出回るものを新玉ねぎをと言います。
辛味が少なく甘みがあることが特徴です。甘みが強いので、サラダなど生で食べることがおすすめです。
玉ねぎには「アリシン」という物質が含まれています。
アリシンは糖質の代謝を助ける「ビタミンB1」の働きをよくする働きがあります。
「ビタミンB1」がしっかりと働くことで糖質の代謝が円滑になりエネルギーが効率よく作られ、疲れにくくなる効果が期待できます。
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