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執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
パニック障害などの症状として知られる「過呼吸」。
名前を聞いたことがある人は多いと思いますが、原因や対策についてはよく知らないという人もいることでしょう。
今回はこの過呼吸について、詳しくご説明いたします。
過呼吸ってどんな状態?
「過呼吸(過換気)」とは、1回の呼吸による換気量が増加してしまう状態をいいます。
私たちは酸素を吸い、二酸化炭素を吐くことで呼吸をしています。この呼吸などの働きによって、血液の水素濃度はpH7.35~7.45に保たれています。
ところが、過呼吸になって1回あたりの呼吸による換気量が増えてしまうと、血液の水素濃度がpH7.45以上になってしまいます。
この状態は身体がアルカリ性に傾いた状態で、これによって身体にいろいろな症状が現れるようになります。
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