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執筆:山本 ともよ(管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー)
医療監修:株式会社とらうべ
甘酒はお酒の一種と思う方もいるかもしれませんが、飲料類ではソフトドリンクに分類されます。
健康・美容効果があるとして以前から注目を集めている甘酒。
最近はさまざまなメーカーの製品に加え、スイーツやパンなどのジャンルでも甘酒フレーバーが増えていて相変わらずの高い人気です。
そこで今回はあらためて甘酒の効能・効果について、ご一緒にみていきましょう。
甘酒の種類と効果
「美容に良い」とされる甘酒ですが、製法には2種類あります。
原材料や製造過程が違いますので、含まれる栄養素や身体への作用も異なります。
ここでは製法別の特徴をご紹介しますので、期待する効果によって選ぶとよいでしょう。
米麹を発酵させる甘酒
米麹とお湯を合わせて約60℃で6時間ほど保温して発酵させます。
酵素によって発酵が進むとブドウ糖が作られるため、自然な甘みが感じられます。
米麹にはビタミンB群がバランスよく含まれ、とくに葉酸が多く含まれます。
*ブドウ糖:素早くエネルギー源となる
*ビタミンB1:糖質の代謝を助け、疲労回復に働く
*ビタミンB2:代謝を助け、皮膚や粘膜の健康を保つ
*ビタミンB6:たんぱく質の代謝を助け、神経伝達を円滑にする
*葉酸:細胞の生成を助け、血管の健康を保つ。
代謝を促し、ダイエットのサポート、肌の健康を保つ、疲労回復などに役立つ
酒粕を溶かして作る甘酒
酒粕を溶かして砂糖を加えます。
短時間で作れる甘酒ですが、砂糖を加えますので摂り過ぎには気をつけましょう。
酒粕にはアミノ酸、ビタミンB6、葉酸、亜鉛、食物繊維が多く含まれます。
*たんぱく質:筋肉や骨、皮膚など身体を構成する組織、ホルモンや神経伝達物質などのもととなる重要な成分
*亜鉛:細胞の代謝を助け、新陳代謝を促す
*食物繊維:便のかさを増して便通を良くし、善玉菌のエサとなり腸内環境を改善する。
新陳代謝アップや腸内環境の改善により、肌や髪の毛を活性化する
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