ワクチン

Mocosuku(もこすく)
  • ワクチン

  • Mocosuku(もこすく)
医療資格者や専門家だけの記事を配信

各種ワクチンについてご紹介

ここでは、 不活化ポリオワクチンの受け方 をご説明します。

 不活化ポリオワクチン

【予防する病気】

ポリオ

【接種時期と接種回数】



1回の接種ではしっかりと免疫が出来上がらないため、Ⅰ期に3回、追加で1回の接種が必要です。つまり生後3か月~90か月(7歳半)までの間に4回受ける必要があります。

■I期:生後3か月~12か月未満の間に、20日から56日までの間隔で3回。
■追加:初回接種から12か月から18か月後(最低6か月後)に1回。
■ポリオワクチンを1回も受けていない場合:不活化ポリオワクチンを4回受ける。
■生ポリオワクチンを1回受けている場合:不活化ポリオワクチンをあと3回受ける。
■不活化ポリオワクチンを1~3回受けている場合:不活化ポリオワクチンが合計4回となるように残りの回数を受ける。
■生ポリオワクチンをすでに2回受けている場合:不活化ポリオワクチンは受けなくて良い。

※2012年11月からは、三種混合ワクチンにポリオワクチンを追加した四種混合ワクチンで受けることが出来ますが、すでに三種混合ワクチンを受けている場合はポリオワクチンの受け方が変わります。 ※2012年9月から注射の単独不活化ポリオワクチンが定期接種ワクチンに導入されました。

【おすすめの受け方】

ポリオウィルスに感染しても多くの場合、病気として明らかな症状は出ません。しかし、腸管に入ったウィルスが脊髄の一部に入り込み、手や足の麻痺があらわれ、その麻痺が一生残ってしまうことがあります。この麻痺に有効な治療法はまだありません。生後早いうちからワクチンで予防することをお勧めします。

【スケジュールを立てる時のポイント】

これから全てのワクチンを受ける場合は、四種混合ワクチンで接種することをおすすめします。不活化ポリオワクチンは1年中受けることができますので、接種時期に受けられなかった場合でも7歳半までは受けることができます。かかりつけ医と相談しながら、余裕のあるスケジュールを立てましょう。

【ワクチン】

世界中が重要視! 『薬剤耐性(AMR)』の拡大を防ぐ対策

世界中が重要視! 『薬剤耐性(AMR)』の拡大を防ぐ対策

執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 「風邪をひいたら抗生剤!」 そんな風に思っていませんか? 一般的に抗生剤と呼ばれる抗菌薬は、実は風邪などのウイルスには効...

2019/06/14 18:30掲載

大人もこどもも、長引く咳には要注意。 「百日ぜき」の可能性も

大人もこどもも、長引く咳には要注意。 「百日ぜき」の可能性も

執筆:青井 梨花(助産師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 小さいお子さんや赤ちゃんに多く発症する「百日ぜき」は近年、大人の患者も増えています。 大人の百日ぜきは症状が軽く、風邪と間違って放置す...

2018/01/23 18:30掲載

「はしか」はなにが怖い? 症状や予防・対策について

「はしか」はなにが怖い? 症状や予防・対策について

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 今年は「はしか」に関連したニュースを多く目にします。 8月には、外国帰りの男性が、発熱や発疹がある状態で幕張メッセでのコンサートに行き、「二次感...

2016/09/09 18:30掲載

鼻に噴霧するタイプのインフルエンザワクチンって子供も接種できる?~ 経鼻インフルエンザ生ワクチンの効果や注意点 ~

鼻に噴霧するタイプのインフルエンザワクチンって子供も接種できる?~ 経鼻インフルエンザ生ワクチンの効果や注意点 ~

今年もそろそろインフルエンザの流行が心配になる季節となりましたが、近年話題の、鼻にスプレーするタイプのワクチン(フルミスト)こと、 経鼻インフルエンザ生ワクチンの効果や注意点 をご存じでしょうか? 予防注射と違っ...

2015/10/14 17:27掲載

スポンサーリンク

健康と病気

先週よく読まれた記事

ヨガはどうしてカラダに良いの? 医学的に掘り下げてみよう

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 昨今のヨガブームにより、趣味としてヨガを楽しまれている方も多いのではないでしょうか。 「なんとなく健康に良さそう」というイメージの強いヨ...

不眠症ならぬ「過眠症」をご存じですか? 症状や原因とは

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ あなたは自分の睡眠に満足していますか? 睡眠の悩みと聞くと、多くの方が思い浮かべるのは「不眠症」でしょう。 しかし、「過眠症」で悩んでい...

朝起きたら首が… やっかいな「寝違え」の原因と治し方

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 「朝起きたら首が痛い・・・寝違えたかも!?」 このような経験、どなたも一度はあるでしょう。 そもそも寝違えはどうして...

冷え対策に、「温活」をはじめよう!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 婚活、妊活、終活など、最近は「〇活」というコトバがよく使われています。 「温活」もそのうちのひとつで、今や書籍やインターネットなどあちこ...

「失神」と「睡眠」の違い どこに注目すればいい?

執筆:南部 洋子(看護師) 監修:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ) 「失神」と「睡眠」の違い、見た目ではなにがどう違うのか、わかりませんよね。 例えば、飲み会...

つった! 寝ていたら足がつるのはどうして?対処法は?

執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士) 夜寝ている時、突然足がつってしまい、激痛で目が覚めた! そんな経験をされた方、いらっしゃいませんか? 突然起こる足のつり。どうしてこのようなことが起...

働く人に増えている「適応障害」 原因となる3つのパターン

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 環境にうまくなじめないことから、落ち込んだり、意欲や自信を喪失したり、イライラして怒りっぽくなったり、体調面が悪くなったり、場合...