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冷凍食品の期限 :食べてはいけない冷凍食品の特徴
賞味期限や消費期限が記載されている食品なら気を付けることができますが、自宅で冷凍保存している肉や野菜、ご飯はいつまで食べられるのかわかりにくいですよね。品質が損なわれてしまっている冷凍食品にはどのような特徴があるのでしょうか?
解凍してから再び冷凍したもの
肉やご飯を解凍している途中で献立が変わり、もう一度冷凍庫に戻したという経験はありませんか?解凍しかけた食品を冷凍庫に戻すと、食品の組織が破壊され、品質が損なわれます。通常、食品を冷凍するときは組織を壊さないよう急速冷凍されています。しかし、一度解凍したものを再冷凍すると、ゆっくりと冷凍される「緩慢冷凍」の状態になり、肉や生物の場合は腐ってしまうこともあります。
霜がついている
アイスのふたを開けたとき、表面に霜がついていることもあるのではないでしょうか。食品の表面に霜がついているのは、一度外部から受けた高温により冷凍状態がゆるんだ証拠。食品が溶けたことにより水分が外に出て、再び冷凍されたことで表面に霜がついた状態です。そのため、霜がついている食品は品質が劣化している可能性が高いと言えます。
冷凍焼けしている
冷凍庫のなかに長期にわたって保管しておくと、食品が変色し解凍して調理をしてもぱさぱさして美味しくありません。これは「冷凍焼け」と呼ばれ、食品の水分が抜けて干からびてしまった状態のことを言います。腐るわけではありませんが、水分がないぶん栄養素も破壊され、食べられる状態ではなくなります。
冷凍食品の期限 :冷凍庫で長期保存するためには「一定の温度」と「空気に触れさせない」ことが大事
冷凍庫で長く保管したいのであれば、「空気に触れさせないこと」そして「一定の温度が保たれた場所で保管すること」が重要です。ラップや真空パックできっちりと密閉し、冷凍庫の温度を一定に保ってあまり扉を開閉しないよう気を付けましょう。
また、少しでも解凍したものを再び冷凍するのは避け、霜や冷凍焼けしている食品も口にしないことが大切です。
保存方法に気を付けた上で、冷凍食品は賞味期限を目安に、自宅で冷凍する場合には、肉・魚介類は2週間、その他食品でも1ヶ月を目安にすると、美味しく食べることができます。
監修:山本ともよ(管理栄養士)
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