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寝苦しさをケアする方法:「頻繁な寝返り」への対策
熱帯夜に安眠が阻害される大きな原因のひとつが、寝返り。
シーツの冷たい部分を探して、何度も寝返りをうった経験は多くの人があるのではないでしょうか。静止している時間が短いと深い眠りが得られず、起床後のだるさや疲れをもたらします。
敷布団やシーツの素材などを工夫して、体と布団が接する部分をさわやかに保つことを心がけましょう。そのために役立つのが、ローテクとハイテクの寝具。
ローテクの代表格は、「いぐさ」や「麻」、「そばがら」などの自然素材を使った昔ながらのもの。
麻の敷き布団を敷いたり、敷き布団の上に「寝ゴザ」を敷くのも効果的。
駒状に加工した竹をシート状に繋げた「竹シーツ」は、高い放熱性で身体が接触していた部分もすぐにひんやりします。使い始めは多少の硬さを感じるかもしれませんが、慣れるとあまり気にならなくなります。
近年人気の低反発まくらも、頭が密着して蒸れる要因になることがあります。その場合も、籐や竹、そばがらなどのまくらを試してみるとよいでしょう。
一方のハイテク寝具は、冷感や涼感をうたった敷きパッドやシーツなど、様々なタイプが各社から出ています。
例えば、ジェル状の素材を使った冷感まくらは、寝る前に冷凍庫で凍らせてから使います。凍らせても柔らかいため、快適に眠ることができるでしょう。
最近は、空気を送り込む送風機が付いたメカニカルな敷きパッドも登場しています。
寝苦しさをケアする方法:メールチェックは控え目に
就寝前の夜の習慣も快眠に大きく影響します。とくに気をつけたいのが、「飲み物」と「IT機器」。
まず飲み物については、暑いからといって冷たいビールやワインをがぶ飲みするのは禁物。アルコールの作用で寝つきは良くなりますが、徐々に眠りが浅くなり、尿意も高まって就寝中に目が覚めることが多くなります。
コーヒーや紅茶などに限らず、夏バテ予防のつもりで飲む栄養ドリンクも、含まれるカフェインが寝付きを悪くすることもあります。飲む前によく成分をチェックしましょう。
IT機器は、就寝直前までパソコンやスマートフォンでメールチェックなどをすると、光の影響で睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンが分泌しにくくなります。
ディスプレイの光度を落として使うか、翌日、頭のさえた朝の時間帯に作業をするようにしてはいかがでしょう。
人生の3分の1は睡眠。眠りの質の確保は私たちにとってまさに至上命題です。
ちょっとの工夫と心がけで、熱帯夜に負けずにぐっすりと眠り元気な夏を過ごしたいですね。
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