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「 スマホたるみ 」は携帯・スマホによる姿勢の崩れから
携帯・スマホを操作しているときの姿勢を想像してみてください。携帯やスマホの文字は小さいので、画面に顔を近づけようとして首が前に出て、背中が丸まっていませんか? このような前かがみの姿勢を長時間続けば内臓が圧迫されてしまいます。また、常に顔を下げているので、頭部の重さを支える首に負担がかかり、そのダメージは肩や背中にも波及して肩こりの原因にもなります。
通常は肩から背中にかけては僧帽筋、広背筋、脊柱起立筋といった筋肉、腰とお腹には大腰筋、腹直筋、内腹斜筋といった筋肉が姿勢を支えています。しかし、携帯やスマホをのぞき込む猫背の状態が続けば、本来姿勢を支えるべき筋肉が衰えたり、硬くなったりします。
しなやかさを失った筋肉は血行も悪くなります。全身のリンパや血液の循環が悪化して、むくみやすくなります。気になる顔に関しても老廃物の流れが滞り、頬に皮下脂肪が溜まってしまうなどして頬のたるみ、二重アゴにもつながります。
「 スマホたるみ 」の落とし穴は"長時間集中"
携帯・スマホを近距離で長時間見ていれば目が疲れるのは当然ですよね。目が疲れているときは、目の周辺の筋肉が凝り固まって血行も悪くなっています。これだけでも「目元たるみ」を引き起こす原因になります。
さらに、画面を見ながら長時間集中しているときの表情が問題です。集中しているときは無表情になりがち。顔の表情筋は突っ張り、食いしばりも起きます。お世辞にも可愛い顔とはいえないでしょう。
口の周りの筋肉は硬くなり、血流も滞ります。無表情状態は表情筋を使っていない状態です。やがて表情筋は痩せていくでしょう。筋肉が衰えると脂肪がつきやすくなるのは体だけでなく、顔も同じ。皮下脂肪が重力で下向きに引っ張られるのに逆らえず、頬やフェイスラインのたるみが進行してしまいます。
このように、長時間の携帯・スマホ操作が習慣になっている人は、知らない間に「スマホたるみ」になってしまわないように注意しましょう。どうしても長時間使わなくてはならないときは、前かがみの姿勢や無表情になっていないかたびたびチェックするとよいでしょう。
<参考>
2年で“スマホ中毒者”が10%増!?3人に1人が1日2時間下向きという事実!肌も魅力度も下げてしまう”スマホたるみ”にご注意を。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000002961.html
監修:坂本 忍(医学博士)
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