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お通じが良くなる食品 !
炭水化物抜きダイエットの注意点
食事に含まれる炭水化物の割合を減らし、代わりにタンパク質、脂質の割合を高くするダイエット法を取り入れている人もいるでしょう。炭水化物を減らすと血糖値の乱高下やインスリンの過剰分泌を抑えることができるので、こうした方法が体質にあっているという人もいます。ただし、お通じに関しては注意すべき点があります。
私たちが口にする炭水化物の多くは穀物です。炭水化物を制限すると、どうしても穀物から得られる水分や食物繊維の量も減り、便秘になりがちです。この問題が野菜の量を増やすだけでは解決しない理由は先にふれた通りです。
炭水化物ダイエットは量を減らしすぎるのではなく、質のいい炭水化物を選ぶことが大切です。白米より麦ごはん、白いパンよりもライ麦パンなど全粒穀物を混ぜた食品を選びましょう。なお、玄米はダイエット中の女性に人気ですが、不溶性食物繊維が多いため、納豆やオクラ、きのこ類などの水溶性食物繊維をたっぷりの水分と一緒に摂るようにしましょう。
女性が便秘になりやすい理由のひとつにダイエットがあります。食べる量が減るとどうしてもお通じは悪くなってしまいます。これを予測し、「ダイエット中は意識して野菜をたっぷり食べる!」と考えるのは賢明ですが、「穀物の量」が盲点になることがあるので注意しましょう。
執筆:斉藤雅幸(Mocosuku編集部)
監修:山本ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士、サプリメントアドバイザー、食生活アドバイザー。株式会社とらうべにおいて、企業で働く人の食と健康指導、糖尿病などの疾病を持つ人の食生活指導にあたっている
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