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執筆:Mocosuku編集部
監修:樋口二三男(整形外科医、日本医師会認定産業医)
古巣の広島東洋カープに復帰した黒田博樹投手。
30代の大部分をメジャーリーグで過ごした彼は、疲れても投球フォームが崩れないように 体幹トレーニングに力を入れたといいます。また、サッカーの長友佑都選手は、体幹を鍛えることで外国人選手に当たり負けしない体を手に入れ、長年の悩みだった腰痛も克服したそうです。
それだけでなく、体幹トレーニングにはダイエット効果もあるのだとか。ここでは、肉体の強化、痛みの改善、ダイエットなどのさまざまな効果が期待できる体幹トレーニングについて説明します。
身体の中心となる「体幹」を鍛える
体幹とは、文字通り身体の幹(中心)となる部分です。具体的には、全身から頭部と手足を取った部分を指します。
体幹を構成しているのは骨と筋肉です。骨には鎖骨・肋骨・背骨・肩甲骨・骨盤などがあり、それを取り巻くのが「体幹筋」と呼ばれる筋肉です。体幹筋は、身体の表面に近いところにある表層筋と、身体の内側の深い部分にある深層筋(インナーマッスル)の2種類に分けられます。
表層筋は主に体を動かす働きを持ち、腹直筋と外腹斜筋がこれに相当します。
深層筋には身体を支え安定させる働きがあり、内腹斜筋や腹横筋などがこれに相当します。つまり体幹は、身体の動きを生み出す起点となり、同時にその動きを支える軸となって姿勢を安定させる働きを持つのです。
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