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執筆:田口 絢子(管理栄養士)
近年、減量や健康維持・増進のために、積極的にスポーツジムへ通う人が増えています。
一方、運動前後の食事に関しては無頓着な人が多いようですね。
せっかく筋肉トレーニングや有酸素運動を行っても、食事内容やタイミングによっては、運動効果が得にくくなってしまいます。
ここでは、効果を最大限に引き出すための「食事のポイント」について解説していきたいと思います。
必要なエネルギー量やたんぱく質量、脂質量を把握しましょう
自己流で運動をするのもいいのですが、やはり「いつまでに、どうなりたいのか」という目標をしっかり持つと、効果が目に見えてやる気にもつながります。
まずジムのトレーナーに相談して、目標体重や目標達成時期を明確化し、必要な運動メニューを組んでもらいましょう。
スポーツ栄養に詳しい管理栄養士などがいるところでは、食事のアドバイスも含めて、必要な「栄養量」を算出してもらいましょう。
具体的には以下のようになります。
Aさん・30歳男性:体重70kg、筋力アップを中心としたトレーニング中の場合
例) 目標「4か月で体重を5kg落として体脂肪率を15%まで落としたい」
指示運動量:筋肉トレーニング1.5時間×週3回、有酸素運動1時間×週3
指示栄養量:1800kcal、糖質245g、たんぱく質90g、脂質50g
(エネルギー比率:糖質55%、たんぱく質20%、脂質25%)
という具合です。
必要な栄養量が分かったら、一日の中で何をどのくらいの配分で摂取していくか、トレーニングをする日と、しない日の食事の摂り方なども話し合っておきましょう。
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