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痩せすぎが与える身体への影響
痩せすぎはどうして身体に影響を与えてしまうのでしょうか。痩せすぎが引き起こす、身体への不調やリスクについてみていきましょう。
免疫力の低下、感染症のリスク
ダイエットの敵とされる脂肪は過剰であれば健康に影響を与えますが、本来であれば体温の保持やエネルギーの貯蔵など、大切な役割があります。
また筋肉も体温保持の役割があります。
痩せすぎで皮下脂肪や筋肉が少ない状態では、外気温から身を守る術(すべ)が無くなり、免疫力が活発に働いてくれる体温を維持することができなくなります。
また痩せすぎは、ダイエットなどによる栄養不足も背景にあり、免疫力の低下につながると考えられます。
疲れやすいなど体力レベルの低下
筋肉は身体を動かすためには欠かせないものです。さらに、筋力が減ることは体力の低下にもつながります。
また筋肉には心臓が全身に送った血液を心臓へ戻すポンプの役割もあります。そのため、筋肉量が少ないことは全身の循環不良も引き起こします。
痩せている、筋肉がない状態は疲れやすいだけでなく、循環不良から疲れがとれにくいことにもなるのです。
貧血・肌荒れなどの健康障害
痩せた状態は栄養不足も引き起こしている場合が多く、その中でもビタミンや鉄分が不足すると肌荒れや貧血などの健康障害を引き起こします。貧血状態では、細胞に十分な酸素と栄養を運ぶことができずに、疲れやすい・身体がだるいといった自覚症状がみられます。
また貧血が長く続くと、必要な酸素・栄養を確保するために、身体へ十分な血液を送ろうと心臓に負担をかけることにもつながります。
無月経・婦人科疾患のリスク
痩せすぎの中でも、とくにBMIが17を下回ると、女性ホルモンの分泌が乱れるといわれています。その結果、生理不順、重い生理痛といったことを引き起こすことがあります。
生理不順は無排卵や無月経にもつながるほか、「子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)」などの婦人科系疾患のリスクを高め、将来的な不妊の原因にもつながります。
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