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運動効果を高めるための「ながら運動」
あえて「ながら運動」をすることで、運動効果を高めるのが「音楽を聴きながら」。
音楽と運動の共通点は、そのリズム感やテンポ感にあり、リズム感のある曲を聴くと、身体は無意識にそのリズムに合わせ動きます。
音楽のリズムやテンポが小脳を刺激し、小脳が司っているタイミングやバランス能力、運動能力に変化が見られると言われています。
また、音楽で聴覚を刺激することによって、運動の苦痛を軽減し疲れを感じにくくします。
有酸素運動のようにある程度の時間やテンポ感を必要とする持久系の運動や、ウォーミングアップやクールダウン、ヨガなどリラックスした状態が望ましい運動の効果を高めるのに音楽を聴いて行う「ながら運動」はおすすめです。
一方で、レジスタンス運動のように特定の部位や一時点に集中する瞬発系の運動、演技行程やルーチンワークに集中する運動にはその変化が見られなかったという研究結果もあります。
効果を高めるためには、運動の内容や好みに応じて音楽を選ぶことが必要です。
運動は継続することで効果があらわれます。
日々の生活で習慣的に運動をする上で、生活習慣や運動内容に応じて「ながら運動」を取り入れることはダイエットや筋トレに効果的と言えます。
ただし、「ながら運動」であっても、目標や鍛えている部位を意識するようにしましょう。
<執筆者プロフィール>
山本 ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー。
株式会社 とらうべ 社員。企業で働く人の食と健康指導。糖尿病など疾病をもった人の食生活指導など活動中
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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