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疲労が重なるときは高濃度ビタミンCの点滴もオススメ
また一人暮らしをスタートさせて食事がどうしてもバランスよくできないという方にはオフィスにサプリメントを常備することを勧めています。
自宅だとつい飲み忘れてしまうサプリメントも「ランチタイムのあと」「出勤時」などデスクにおいて、摂る時間を決めておくことで続けやすくなります。
まずは「ビタミンC」や「マルチビタミン」などから始め、体調に合わせ加減していきましょう。
またどうしても耐え難い疲労が重なるときは、高濃度ビタミンCの点滴などを行っている医療機関に相談に行きましょう。
アメリカでは栄養学で著名な医師によって『ビタミンBとビタミンC、マグネシウム、カルシウムの点滴(マイヤーズカクテル)が慢性疲労やうつ病に効果がある』という発表がされました。
また韓国ではビタミンC点滴がオフィスワーカーの慢性疲労に効果を発揮しているという医学論文もあります。
また食事の時間帯も大切です。
自律神経は体温調節とも関連しているので食事前後の体温のリズムを整えるためにも休みの日にも決まった時間に食事をとるように心がけてください。
疲労は重症化させないことが大切です。
新生活疲労や不調は、生体リズムを意識して食事内容を少し見直すだけで解消できます。
五月病の予防にもつながりますので、ぜひ実践していただきたいと思います。
<執筆者プロフィール>
柳澤 厚生(やなぎさわ・あつお)
医師・医学博士。元杏林大学教授、点滴療法研究会会長。国際オーソモレキュラー医学会会長。日本オーソモレキュラー医学会理事長。
日本におけるビタミンC点滴によるガン細胞の抑制研究、統合医療研究の第一人者。
2015年4月からは事業構想大学院大学にて「統合医療」について教鞭をとる。著書多数
(日本オーソモレキュラー医学会HPはこちら⇒ http://isom-japan.org)
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