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香水が寝間着??
かつて、「私の寝間着はシャネルの5番」と言ったアメリカの映画女優がいました。
実際に裸で寝ることは安眠につながるでしょうか。
睡眠中は、かなり汗をかきます。
汗を吸い取るものがないと、そのまま汗が蒸発して、気化熱により体温が奪われてしまい、風邪を引く原因になります。
欧米では裸で寝る習慣があるようですが、欧米の気候が日本よりカラッとしているため可能ではないのかと考えられます。
高温多湿の日本では、裸で寝るのは向いていません。
普段着のまま寝るのは?
それでは、パジャマに着替えず、普段着のまま寝るとしたらどうでしょうか。
外出から帰宅して、ジャージやスウェットなどのルームウエアに着替え、そのままルームウエアで寝る、という人がいるかもしれませんが、良質で快適な睡眠を得るためには適したことではありません。
ジャージは運動目的の服ですから、丈夫で体温の放出を防ぐ機能を持っているものです。生地が厚くできているのでパジャマには向きません。
また、寝る前にきちんとルームウエアからパジャマに着替えることで安眠できます。
それは、脳が睡眠モードに切り替わるためです。
パジャマに着替えることによって、「これは寝るためのリラックスウエア」という認識が脳に働くのです。
「パジャマの基本条件」でお話ししたように、パジャマに求められる機能でとくに大事なのは、吸水性がよく、ゆったりとしていることと運動性が特に大事です。
自分の好みの柄で、サイズも素材にもこだわって、よい睡眠を得ましょう。
<執筆者プロフィール>
南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師・株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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