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五穀米や十六穀米などの「雑穀入り米」の特徴とは?
五穀米や十六穀米などの雑穀入りのお米とは、米に様々な雑穀を混ぜたもののことを言います。
この場合の「五穀」や「十六穀」に明確な定義はなく、販売メーカーによって含まれる雑雑穀の種類は異なります。
五穀米や十六穀米のカロリー、栄養価は?
カロリーは含まれる雑穀の種類によって異なります。
しかし白米や玄米とほとんどかわらず、ごはん茶碗1膳分(160g)あたり265kcal前後のことが多いようです。
栄養価も含まれる雑穀により異なりますが、雑穀類はビタミンやミネラル、食物繊維を含むものが多い為、白米よりこれらの栄養価が高いものが多いようです。
次に雑穀入り米によく使われる雑穀の栄養価をご紹介します。
・大麦
食物繊維が豊富です。
・古代米(赤米、黒米)
老化やがんの原因となる活性酸素の発生を抑える働きがある、ポリフェノール類を含みます。
・きび
アミノ酸の一種であるメチオニンを多く含みます。穀類にはメチオニンは不足していることが多い為、きびと合わせることでバランスがよくなります。
・あわ
ビタミンB1、食物繊維、鉄分などのミネラルを多く含みます。
・ひえ
食物繊維が豊富です。
・アマランサス
骨や歯の原料となるカルシウムが豊富です。
・キヌア
私たちの体の中で合成することができない必須アミノ酸を多く含みます。
・小豆
ビタミンB1、ビタミンB6、たんぱく質、食物繊維が豊富です。
・黒豆
ポリフェノールの一種である、アントシアニンを含みます。
こんな時におすすめ!
雑穀には風味があるので、玄米同様カレーなどにおすすめです。
商品によっては冷えても美味しいものもあり、お弁当などにも使えます。栄養価は白米よりも高いことが多い為、食事のバランスに気をつけている方にもおすすめです。
また食物繊維が豊富なものもあり、便秘にお悩みの方にはおすすめですが、胃腸が弱っている時は避けた方がよいでしょう。
様々な種類があるお米ですが、それぞれ栄養価や味に違いがあります。
最近では小分けにしたものも販売されていますから、是非自分にあったお米を選んでみてくださいね。
<筆者プロフィール>
永吉 峰子(ながよし・みねこ)
管理栄養士。大手小売企業にて店長、商品開発を経験後、現在は「健康」「食」に関する執筆を中心に活動中
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