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執筆:南部 洋子(助産師、看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
ふだん忙しく働いていると、休みの日くらいはのんびり過ごしたいものです。
身体にも心にも適度な休息はとても大切です。
とはいえ、毎回ゴロゴロ「ずっと寝てばかり」が引き起こす心身への影響も知っておきましょう。
運動不足病とは?
「運動不足病(廃用症候群)」をご存知ですか?
身体を動かさない生活をしていることで、全身の各器官が機能の低下をきたしていく症状をいいます。
その原因には、病気や障害などで必要とされた安静や、日常の活動性低下が挙げられています。
そのため、高齢者や病気や障害者だけでなく、生活が便利になった現在では、子どもから働き盛りの方にも身近な問題となっています。
運動不足病は、身体・精神だけでなく、仕事や対人関係など社会生活にも大きな影響を与えます。具体的には、筋力低下・体力の衰え・心臓機能の低下・便秘・抑うつ状態・認知症などがあげられます。
とくに筋力は低下が著しく、1日動かさないでいると3~6%低下します。
これを回復させるには1週間の回復期間が必要となるのです。そんなことにならないよう、毎日を楽しく過ごすプランを考えましょう。
休日こそ運動不足解消のチャンス
休日がまとまってとれるなら旅行の計画を立ててみましょう。国内でも海外でも、出かければ寝ている暇はありません。
また休日が短い場合でも、家族や友人と出掛けたり、身体を動かして遊んだりするのはいかがでしょう。
それでも「お家にいたい」なら、テレビを見ながら、音楽を聞きながら、などの「ながらストレッチ」や「筋トレ」をおすすめします。
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