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口から食べることが難しくなる原因って?
脳からの指令で「摂食・嚥下(えんげ=飲みこむ)」動作が行われ、「食べること」ができます。
ところが、食べる機能に支障をきたすと、誤嚥(ごえん)と呼ばれる、飲み込もうとして気管へ入ってしまったり、むせてしまったり、食道へ入っていかず喉に残ってしまう、といったトラブルがみられます。
また、口から食べることが難しくなる主な原因には次のものがあげられます。
・脳血管障害(脳梗塞・脳出血など)による麻痺
・加齢による摂食・嚥下機能の低下
・舌、咽頭、喉頭癌など口腔の形態的な問題
・パーキンソン病などの神経や筋肉の病気
食べる機能が低下するとどうなるの?
食べる機能が低下すると、栄養が十分に摂れなかったり、「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」を引き起こすリスクが高まります。
肺炎は日本人の死亡原因第3位で、多くは高齢者が「誤嚥」することで発症しています。さらに、誤嚥性肺炎の入院治療中、食べない時間が長くなり飲みこむ機能がさらに低下することで、寝たきりとなってしまうケースもあります。
その他にも、食べる機能の低下は、食事から得られる五感への刺激や家族や友人とのふれあう機会の減少、食べることの楽しみや生きがいを失わせてしまいます。
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