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LGBTについて知っていますか?

LGBTは話題の言葉になりつつありますが、LGBTの割合は、全人口の内どれくらいに当たるのでしょうか?

「性的マイノリティ」と訳されることも多いLGBTですが、2012年に電通総研がおこなった調査によると、成人の約20人に1人が「自分はLGBTである」と回答したそうです。

この調査は20歳~59歳の男女を対象におこなわれたものですが、これは全体の約5%にあたる数字であり、もはやLGBTはめずらしい「少数派」などではないことを調査結果は示しています。

しかし、オフィスなどの公共の場において、そうしたLGBTへの理解が浸透しているとはまだまだ言いがたいのも事実です。このシリーズでは、これからの社会において「知らないと恥ずかしい」ともいえる、LGBTについての正しい知識と情報を発信していきます。

 

LGBTの割合 :「性」には3つの要素がある

意外と知られていないことですが、「性」とひと口にいっても、そこには大きく分けて「身体の性(生物学的性)」「心の性(性自認)」「好きになる性(性指向)」の3つがあります。
その3つの性の組み合わせで、「身体が男性」「心が男性」で「好きになるのも男性」、または「身体が女性」「心が女性」で「好きになるのも女性」という人々は同性愛(レズビアン、ゲイ…LGBTの「L」と「G」)と呼ばれます。

その両者の中間地点に、一般的な「性」とされている「身体が男性」「心が男性」「好きになるのは女性」という組み合わせや、「身体が女性」「心が女性」「好きになるのは男性」という組み合わせが存在するのですが、同時に「身体が男性」で「心が女性」あるいは「身体が女性」で「心が男性」という「性同一性障害(トランスジェンダー…LGBTの「T」)」と呼ばれる人々も存在します。

トランスジェンダーは「心と体の性が一致しない」という面のみでカテゴライズされがちですが、「好きになる性」をプラスして考えると、同性愛の要素も含めてトランスジェンダー内にも4つの「性」が存在することになります。

 

LGBTの割合 :「性はグラデーション」という考え方

また、LGBTの「B」であるバイセクシュアルについては「両性愛者」と訳されることもありますが、実際のところ「同性愛者」「両性愛者」「異性愛者」の間に明確な境界線があるわけではなく、「心の性(性自認)」においてもそれは同様です。

社会的に「男性」とされている人の心の中にも、何%かの「女性性」が存在するのは普通のことなのですが、そうした自分の「女性性」や「同性愛的な傾向」を自分で認められないために、かえって「男らしさ」や「女好き」を強調するようなケースもあり、自分の中の「男性性」や「女性性」を自覚していない人も多いようです。

こうした考え方に基づいてみると、「100%の男性」「100%の女性」などという人は存在せず、ひとりの人間の中にさまざまな割合で「男性」「女性」「異性愛」「同性愛」といった要素が存在していることがわかります。

そして、ほとんどすべての人が、「男」と「女」という両極の間の「グラデーション」に存在しているという考え方も理解しやすいかと思います。

まずは、自分の中にある「男性性」と「女性性」、「異性愛」と「同性愛」のバランスをしっかりと見つめてみることが、LGBTに対する理解の第一歩になるといえるかもしれません。

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