アスペルガー症候群

Mocosuku(もこすく)
  • アスペルガー症候群

  • Mocosuku(もこすく)
医療資格者や専門家だけの記事を毎日配信

アスペルガー症候群を知っていますか?

「アスペルガー症候群」は、「相手の気持ちを理解する」「感情表現が苦手」といった特徴を持つ発達障害の一種です。知的障害を伴わない「自閉症」(自閉スペクトラム症)と言われることもあります。実は、過去の偉人やさまざまな分野で活躍する著名人にアスペルガー症候群の人が多いという調査データもあり、近年注目を集めています。ここでは、その症状と原因を紹介します。  

アスペルガー症候群の症状 : 知的障害を伴わない自閉症

症状は自閉症(自閉スペクトラム症)と共通する部分が多く、「周囲とのコミュニケーションが困難」「関心・興味の対象が限定的で日常生活のルーチン化を好む」という点が顕著に現れます。相手の気持ちを想像することや、その場のふさわしい言葉を選択することが苦手で、自分の知っていることを一方的に話し続けるといったケースも見られます。

周囲とのコミュニケーションが困難

言葉の発達の遅れはありませんが、自分の気持ちを相手にうまく伝えることや、相手の気持ちを理解することが苦手です。相手やその場に合った言葉の使い方や話し方を判断する力が弱いため、周囲との交流が困難になります。

関心・興味の対象が限定的で日常生活のルーチン化を好む

例えば電車に強い興味を抱き、電車の名前や駅名などを事細かに記憶できる一方で、実際に電車に乗ることには関心がないなど、興味の方向性が限定的です。また、動作や習慣の順序など、自分の定めたルールにこだわり、いつもと生活パターンが異なることを極度に嫌います。  

アスペルガー症候群の症状 : 誤解されやすい症状

アスペルガー症候群は知的障害を伴わないため、問題を抱えていることが発見されにくいという特徴があります。周囲とのコミュニケーションが苦手といった症状は性格や個性として考えられ、親のしつけの問題だと誤解や偏見を受けることも少なくありません。顔の表情を変えたり、ジェスチャーを交えて話したりすることが苦手なので、周囲と交流する上でハンディキャップとなります。また、動作がぎこちなくなり、グループ内でいじめの対象になりやすい傾向もあります。  

アスペルガー症候群の症状 : 解明されていない発症原因

アスペルガー症候群のはっきりとした発症原因やメカニズムは解明されていませんが、自閉症同様と同様に、心の病気ではなく身体(脳・神経)の問題と考えられています。胎内での中枢神経系の発生時に何らかの問題が生じたためと考えられています。幼少時の親のしつけや愛情不足などは原因ではありません。アスペルガー症候群の発症頻度は、1000人中数名程度。男女比では男子に多いとされています。  

アスペルガー症候群の症状 : 意外と多い? アスペルガー症候群の著名人

昨年12月、イギリスのオーディション番組が生んだ女性歌手スーザン・ボイルが、自らをアスペルガー症候群だと告白しました。また、明確な診断があったわけではありませんが、エジソンやアインシュタイン、ベートーベンなど、歴史的な偉業を成し遂げた人物の中にも、アスペルガー症候群を抱えていたと思われる人がいます。近年では、スティーブン・スピルバーグやスティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツなども挙げられています。

【アスペルガー症候群】

アスペルガー症候群、ADHD対策のためのはじめての食事療法ガイド!

アスペルガー症候群、ADHD対策のためのはじめての食事療法ガイド!

執筆:Mocosuku編集部 発達障がいは脳機能の発達が関係する、生まれつきの障がいです。コミュニケーション力や社会適応力の欠如など、日常生活を送る上でさまざまな困難を感じる症状がでることもあります。...

2015/03/31 16:26掲載

スポンサーリンク

健康と病気

先週よく読まれた記事

老化の原因、「糖化」を防ぐ8つの食習慣

老化の原因、「糖化」を防ぐ8つの食習慣

執筆:田口 絢子(管理栄養士) お肌のくすみやシミで悩んでいる方は、昼は菓子パン、夕食はビールとラーメンというような「高炭水化物食」をしていませんか? もし、それに心当たりがあれば、あなたの身体は「糖...

どっち? 「皮下脂肪」と「内臓脂肪」 やせるために減らすのは

どっち? 「皮下脂肪」と「内臓脂肪」 やせるために減らすのは

  執筆:井上 愛子(保健師、看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 「ダイエットでお腹周りをスッキリさせたいのに変わらない…」 そんなあなたは、身体についている脂肪に合わせたアプローチができていないの...

糖尿病に前兆はある? 原因や予防法をご紹介

糖尿病に前兆はある? 原因や予防法をご紹介

執筆:桜 イクミ(管理栄養士) 医療監修:株式会社とらうべ 生活習慣病のひとつである糖尿病。 糖尿病には合併症のリスクもあることから、注意したい病気のひとつでもあります。 はたしてどのような症状が出た...

へそのゴマ、ずうっと放置していたんだけど…大丈夫?

へそのゴマ、ずうっと放置していたんだけど…大丈夫?

執筆:青井 梨花(助産師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 子どもの頃に「おへそのごまをいじると、おなかが痛くなるから取ったらダメ!」などといわれたことはありませんか? これは本当なのでしょうか。...

「発達障害」とはなにがどうなの?見分けられる?

「発達障害」とはなにがどうなの?見分けられる?

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ この頃は「発達障害」に注目が集まっています。ドラマの主題に「アスペルガー症候群」が取り上げられるなど、メディアの影響もあるでしょ...

「認知症になりやすい人」はどんな人?特徴はある?

「認知症になりやすい人」はどんな人?特徴はある?

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 2015年の推計値では520万人、予備軍の「軽度認知障害:MCI」も400万人いると推計され、国民の約10人に1人が患っている社...

じつはこれだけ悪かった! 「朝起きてまずタバコ」

じつはこれだけ悪かった! 「朝起きてまずタバコ」

執筆:井上 愛子(保健師) 監修:坂本 忍(医師・公認スポーツドクター・日本オリンピック委員会強化スタッフ) 愛煙家には「朝起きて吸う1本が1番おいしく感じる」という人が多いようです。 一般的に「タバ...

関連サイト

アスペルガー症状

アスペルガー症状

アスペルガー症候群は、社会性、想像力、コミュニケーションの障害という症状が出る病気です。当サイトでは、アスペルガー症候群の症状について説明します。

アスペルガーとは

アスペルガーとは

アスペルガー症候群とは、自閉症に似た症状のある発達障害です。当サイトでは、アスペルガーとは、どのような病気なのかについて、説明をします。

アスペルガー診断

アスペルガー診断

アスペルガー症候群かどうかの診断は、社会性、コミュニケーション、想像力についての基準だけでなく、総合的な視点で行われます。当サイトでは、アスペルガー症候群の診断について説明します。

アスペルガー遺伝

アスペルガー遺伝

アスペルガー症候群が遺伝するのか、またその他の要因が強いのかについては未だ解明されていません。当サイトでは、アスペルガー症候群における遺伝の関わりについて現時点での研究結果等を紹介します。