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蚊がもたらすリスクについて

蚊の種類 によって危険性は異なるのでしょうか。 蚊に刺されるのは不快です。晴れた日に心地よい木陰を見つけても、蚊がいれば台無し。夜、これから寝ようとうとき、蚊の羽音がすれば眠れません。「眠ったら刺される!」と警戒していると、目がすっかり覚めてしまいます。

よく見かける蚊はイエカに分類される「アカイエカ」と、ヤブカに分類される「ヒトスジシマカ」です。ヒトスジシマカ(以下、ヤブカ)にはシマシマがあり、アカイエカ(以下、イエカ)にはありません。



イエカとヤブカ



イエカは屋内で血を吸うタイプの蚊で、主に夜間に活動します。眠りを妨げる蚊がいれば、おそらくこちらでしょう。活動範囲は広く、半径数100メートルから数キロメートルといわれています。

ヤブカは基本的には屋外で血を吸うタイプですが、屋内に侵入してくることもあります。主に日中に活動します。活動範囲は狭く、半径100メートルから150メートルといわれています。ヤブカは感染症を媒介するやっかいな蚊です。



ボウフラの発生を防ぐには?



ヤブカの成虫は、花の蜜や果物の汁、樹液などを吸って生活し、メスだけが産卵に必要な栄養素を求めて動物の血を吸います。血を吸ったメスは水際に卵を産み、1~2日でボウフラになります。1~2週間で脱皮を繰り返し、さなぎを経て成虫になります。成虫の寿命は約1カ月です。

ヤブカへの対処法として有効なのが、ボウフラを発生させないことです。そのためには、不要な水たまりをなくし、やぶや草むらを定期的に刈り取って風通しをよくすることです。



意外なところが発生源になる



一定期間放置された少量の水があればボウフラは発生します。なかには意外なところが発生源になるケースもあります。

空き缶、空きビン、ペットボトル、カップ麺の容器、古タイヤ、植木鉢の受け皿、落葉やごみで詰まった側溝、詰まった雨どい、ペットの水のみ容器などはその一例です。

どうしても水をためておく必要があるときは、週1回は清掃して水を交換し、可能であれば天敵となる金魚やメダカなどを飼いましょう。

外からの侵入を防ぐには、防虫網や網戸が有効です。外出時に肌の露出を避けることも大切です。



殺虫剤に頼りすぎない



殺虫剤を多量に使用するのは避けた方がいいでしょう。特に屋外で使用した場合、蚊だけでなく、蚊の天敵となるトンボやクモを殺してしまい、かえって蚊が増える可能性があるからです。また、薬剤への耐性を持った強い蚊を生み出すきっかけにもなります。



蚊の種類 :デング熱を媒介するヤブカに注意!



蚊が媒介する感染症で特に注意が必要なのがデング熱です。デング熱は、デングウイルスへの感染が原因で発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹などが生じる熱性感染症で、昨年、国内感染例が約70年ぶりに確認され、現在も東南アジアでの流行が続いています。

デング熱を媒介する主な蚊は日本には生息していないネッタイシマカですが、日本のほとんどの地域でみられるヒトスジシマカ(ヤブカ)、つまり、シマシマの蚊も媒介することができます。

その意味で、シマシマのないイエカよりも、シマシマのあるヤブカの方が一層危険といえるでしょう。ヤブカの発生を防ぐとともに、病気が流行していないかどうかの情報収集が重要です。7月のこの時期はデング熱をはじめとする感染症に関する報道に注意しましょう。

<参考>
住まいの衛生・ネズミ・ハチ・衛生害虫等の相談(大田区)
http://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/hoken/eisei/sumai_soudan/index.html

執筆:斉藤雅幸(Mocosuku編集部)

【蚊】

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