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ここでは、 生理のメカニズム をおさらいしてみましょう。
知っている方も多いように、女性の体調の変化は、月経(生理)の周期に大きな影響を受けているのです。
生理のメカニズム :生理ってそもそも何?
生理=月経は一般的に、10代から始まり40代後半くらいまで続きます。およそ28日の周期で、月経と排卵をくり返し、一度の月経は通常5日程度です。
しかし、これには個人差もあるため、自分の中でおおよそ同じ日数で次の月経が始まれば、それがその人の生理周期です。
生理のメカニズム :生理はどこで起こる?
生理を理解するには、まず女性特有の臓器について知る必要があります。女性には特有の臓器(生殖器)として、卵巣・卵管・子宮・膣・膣口があります。
まず卵巣ですが、通常は親指の先よりも少し大き目で、子宮の左右に2つあります。卵巣の中には生まれた時からいずれ成熟した卵子となる元の細胞が詰まっています。女性の体がある程度成熟すると、女性ホルモンの働きが活発になり、卵巣の中で卵子を成熟させます。十分成熟した卵子は、卵巣を飛び出します。これが排卵です。
卵巣を飛び出した卵子は、すぐ近くにある卵管采とよばれる組織にキャッチされ、そのまま繋がっている卵管を通って、やがて子宮に到達します。
子宮は、妊娠していない状態では長さおよそ7cm、幅およそ4cmくらいの大きさで、洋ナシをひっくり返したような形をしています。子宮の周りには靭帯と呼ばれる組織があり、これに支えられた状態で、膀胱と直腸の間に浮かんだように固定されています。上側の2/3程度を子宮体部、下側の1/3程度を子宮頸部と呼びます。
この子宮の内部には子宮内膜と呼ばれる組織があり、排卵の周期に合わせてフカフカのじゅうたんのように厚くなります。もし卵子が受精していた場合、この子宮内膜にたどり着いて子宮内膜に潜り込み(着床といいます)、成長して胎児になります。これが妊娠です。一方で卵子が受精しなかった、あるいは受精していても成長できない状態の場合は上手く着床せず、やがて不要となった子宮内膜とともに体の外へ流れだします。これが月経です。
生理のメカニズム :月経周期とホルモンの関係
女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があります。
エストロゲン:
卵胞と呼ばれる卵子の袋から主に分泌されるホルモンです。卵子が成熟する過程に従って、その分泌量が増えていきます。卵子は前回の月経初日からおよそ14日で排卵しますが、その前後数日が月経周期の中で最も分泌量が多くなります。またエストロゲンは子宮内膜に働きかけ、子宮内膜をフカフカのじゅうたんのように増殖させます。妊娠して赤ちゃんを育てる準備に入るわけです。排卵後の卵胞は黄体とよばれるものに変わりますが、この黄体からもエストロゲンが分泌されるため、排卵後に一時的に分泌量が減りますが、全体の半量程度の分泌量を維持します。
プロゲステロン:
排卵後の卵胞が変化した黄体から分泌されるホルモンです。プロゲステロンが子宮に働きかけることで子宮内膜の増殖がとまり、受精卵の受け入れ準備が始まります。
妊娠が成立しなかった時には黄体が消失するため、エストロゲンの分泌量も一気に減り、やがて子宮内膜が剥がれ落ちます。これが月経です。これら2つの女性ホルモンの分泌をコントロールするのが、脳の下垂体というところから分泌される卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンです。
月経が始まった頃に卵胞刺激ホルモンの分泌が増え、次の排卵にむけて卵胞および卵子が成熟します。十分成熟すると、今度は卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンの分泌量が一気に増え、特に黄体化ホルモンの急激な増加により排卵し、卵胞は黄体に変化します。
生理のメカニズム :生理の経血と普通の出血の違い
ところで、月経血とは不要になった子宮内膜が剥がれ落ちたものですが、これには多くの血液が含まれています。体のどこかで出血するとやがてその血液は止まりますが、月経血は固まってしまうことはありません。
子宮の中で固まってしまうと、体の外へ流れ出ることが出来ませんよね。月経血には血液を固まらせない酵素が含まれているため、一度止血してもまた融解して(溶けて)流れ出て来ると考えられています。