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5月は 日焼けの盲点 に注意が必要な季節です。実は1年のなかでもいちばん紫外線が強い季節だからです。紫外線の恐ろしさについてはここ数年広く知られるようになってきましたから、最近は「真夏じゃなくてもバッチリ紫外線対策してます!」という人も増えてきましたね。 でも、どんなにしっかり紫外線対策をしたつもりでも、身体のなかにはつい日焼けしてしまう場所があるのです。ここでは「うっかり日焼けに気をつけたい意外なパーツ」についてお話ししましょう。

日焼けの盲点 :日焼け止めは顔だけに塗っていませんか?

日焼けというと真っ先に気になるのは顔ですから、顔には日焼け止めやUV下地をしっかり塗っている人も多いと思います。ところが、意外に忘れられてしまうのが「首」と「デコルテ」。 首は、日傘やあごの影になることもあって上からの紫外線の影響は受けにくいのですが、地面の照り返しは確実に浴びてしまいます。「顔の年齢はごまかせても首の年齢はごまかせない」という説もあるくらいですから、首にもしっかりと日焼け止めを塗りましょう。シワが目立ってきてから日焼け止めを塗り始めても間に合いませんよ。 そしてデコルテも、日焼け止めを塗り忘れやすいところ。特に夏は大きく開いたトップスを着る機会も多いので、よけい日焼けしやすくなります。体質にもよりますが、35歳を過ぎたころから突然デコルテに大きなシミができ始めた…という人も少なくないのです。

年齢がモロに出る「手の甲」も要注意

「手の甲」も毎日の日焼けに気をつけたいパーツのひとつ。最近はおしゃれなアームカバーも増えてきましたが、それでも友達との外出や通勤に使うのは恥ずかしい…という人もきっと多いですよね。そういう場合はこまめに手の甲に日焼け止めを塗るしかありません。手はただでさえ洗ったり拭いたり機会が多いパーツ。バッグのなかに日焼け止めを入れておいて、チョコチョコ塗り直すようにしましょう。 もしくは、「指穴つき」の夏用カーディガン・カットソーなどを活用するのもいいでしょう。手の甲をすっぽり覆って、日常レベルの紫外線を防いでくれます。「夏に長袖を着る」ということに慣れていない人は違和感があるかもしれませんが、この手のタイプの上着はとてもサラッとしていて日差しの直射を防いでくれるので、むしろ快適に過ごせます。

アウトドアで特に気をつけたいのは…

バーベキューやゴルフ、テニスなど、アウトドアでの活動は当然日焼けしやすいですよね。顔や手足はしっかり紫外線対策する人が少なくないかもしれませんが、意外に忘れやすいのが「うなじ」と「頭皮」です。 人はまぶしい日差しに背を向けることが多いので、背面は特に日焼けしやすくなります。そのなかでも特に焼けやすいのがうなじ。ひどい場合は「気づかないうちにひどい日焼けして水ぶくれになってしまった」というケースもあるほどです。こまめに日焼け止めを塗りましょう。 そして頭皮。ショートカットの人はそれほど心配する必要はありませんが、分け目のハッキリした髪型をしていたり、髪が少なかったりする人は要注意。頭皮は日焼けをすると皮がむけてしまい、3~4日もすると一見フケだらけの頭になってしまいます。 …ということで、アウトドアの活動はいうまでもなく帽子がマスト。バイザーや野球帽タイプの帽子ではなく、周囲にぐるっとツバのある帽子がベストです。

家にいても紫外線対策は抜かりなく

「うっかり日焼け」といえば、忘れてはいけないことがもうひとつ。それは「家のなかでの日焼け」です。たとえ屋外でなくても「日の当たる窓辺」には約80%、「日の当たらない室内」には最低約10%の紫外線があるといわれています。 「今日は休みだから一歩も外に出ない」なんていう日でも、せめて顔と首だけは紫外線対策をしましょう。ジェルタイプの日焼け止めなら、肌に負担をかけず快適に使えます。

<執筆者プロフィール>
鳥越みほ(とりごえみほ)
フリーエディター/ライター。早稲田大学卒業後、総合出版社を経て独立。恋愛・結婚や美容など、女性のライフスタイルについての原稿を数多く執筆している。

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